憎しみ、怒り、悲しみ、痛みの連鎖は強く長くどこまでも終わらない。
涙と血が流れ続ける
平和の種をくわえた鳥が放たれますように
平和の種は、私たち一人ひとりが自分の心の中に植えて
大切に育てて増やしていかなければならない。
すぐに枯れるので水と太陽、そして慈しみをもって
見守り気をつける必要がある。
その種をくわえた鳥は、私たち一人ひとりの心の中から放たれ
海と空、国境を越えて飛ぶ
種が戦地に蒔かれ、やがて咲くことを祈って
たくさんの愛情を注がれた種が、芽を出し葉を開き
そして咲くことを望む
まず一人ひとりが、自分の心に希望の種を蒔かなければ
けっして増えない
私たちは無力であるかもしれないが、
一歩を始めなければ、わからない
種が花を咲かせるかどうか、まず蒔かなければわからないように
一歩を踏み出す勇気
渡り鳥が何千キロも飛ぶ旅に出る瞬間、最初に翼を広げ大地を離れる勇気
かなたに降り立ち翼を休める土地が待っていることを信じる気持ち
分かち合うことで花は咲く
声を聞く
この地の子どもたちの喜びの笑い声
あの地の子どもたちの苦しみの叫び声
目を閉じる時
産まれた意味は何だったのかと
子どもたちは問うだろうか
私たちに問うだろうか