花で伝える | swan花日記のブログ

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花との出会い
2011年3月11日東日本大震災から

自ら、花のアレンジを手作りして送ってくださる方々がいる。手間と時間をかけて、被災地への祈りをこめて、各種の花を選び、かわいいバスケットに活けて下さっている。

箱を開けると、遠方からはるばるやってきた、かわいい花たちが私に向かって挨拶をしてくれる。「こんにちは。」。贈り主の気持ちをいっぱい伝えてくれる。

花が、被災した人たちを、笑顔にしてくれる。なぜだろうといつも考える。思わぬプレゼントに驚き、花に頬を寄せる。香りをかぐ。花の持つ癒し、喜び、幸せ、和みの効果を、毎回、お届けする度に実感する。心のずっと奥にしみ込むのかもしれない。

私自身は、受け取ってくださる人々の笑顔と「ありがとう」の言葉に、ただただ、「よかった」と思う。嬉しい気持ちになってくださった一瞬を共有できたこと。花を通じて、出会い、時間を共にする。遠方の送り主のメッセージを花の形で伝える。

もう7月だ。あれから4カ月近い。しかし”あの人もいない”と聞く日は続く。時が解決してくれるというのは、本当だろうか。今日も、「あの人も亡くなったんだよ」という新しい知らせに、3月11日にすべてがもどる。

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