彼岸花が今年も咲いている。

朝のウォーキングのコースに見事に咲いている。

普通ならススキにすっかり隠れてしまうのだが、毎年彼岸花が咲く時期になるとススキなどの雑草を刈って彼岸花の咲くのを手入れしてくれている人たちがいるのだ。とてもありがたいことだ。

 

彼岸花は春と秋の年二回彼岸の頃咲く不思議な花かと思っていたが実際は秋の一回だけだと分かった。葉が全くなく、黄緑の茎だけ伸びてその先にオレンジ色がかった赤い花をつける。別名饅頭釈迦はまさに仏教の花にふさわしい釈迦という名がつく。暑さ寒さも彼岸までということわざがあるが、今年は秋の彼岸を過ぎても気温は夏日の25度を超える暑さが続く。

 

オーストラリア大会以来、8か月ぶりの優勝を果たした大坂なおみ、日本人としても東レパンパシで優勝したのは伊達公子以来24年ぶり、本当におめでとうと言いたい。この8か月の間にはコーチとの契約解消など周囲の環境も様々な変化があっただけに今回の優勝は失いかけていた自信を取り戻すいい機会になったのではないだろうか。

 

今回の大会で大坂は一つもセットを落とすことなく優勝を成し遂げたことは復調の表れと見ていいだろう。今回の相手A・パブリチェンコワ(ロシア)は世界ランキング41位とはいえ、大きな大会で準優勝の経験を持ち、唯一の対戦では0-2で負けている。その相手を6-2,6-3で破っている。彼女に力で圧倒され何もできなかった、とパブリチェンコワに言わせた大坂、190キロを超える弾丸サーブがバシバシ決まっていた。まさに攻撃的なテニスが戻ったと言っていいだろう。

天候状態により日程が詰まり、21日に準々決勝、準決勝2試合を行うというハードスケジュールだった。

しかも準々決勝の相手は3戦全敗の苦手プティンツエワ、その相手に6-4,6-4のストレートで勝利したのは大きかった。

しかし負けはしたが約20センチの身長差、弾丸サーブを持つ大坂にブレークで食下がったプティンツエワは大きな拍手を送りたい。マッチポイントを迎えた彼女が足首をひねって試合が中断したとき、いち早くタオルと氷をもって相手のもとに駆け付けた大坂の心遣いは立派だった。

 

その2時間後には準決勝が行われた。おそらくかなり疲労感が残っていたと思われる。大坂は世界ランク24位のメルテンスを6-4,6-1のストレートで破り、見事決勝に進出した。互いのダブルヘッダーはきつい。最後は体力勝負となった感じは否めない。第二セットに明らか両者の明暗が出てメルテンスは1ゲームしかとることができなかった。

 

決勝の相手は世界ランク41位のA・パブリウチエンコワ(ロシア)。私の予想では、これまで大きな大会で優勝経験がある15位のケルパー(ドイツ)が勝つと思っていた。テニスはランキングに惑わされてはならない。その日の選手のコンディションに大きく左右されるスポーツといってもいいだろう。大坂は2017年にパブリウチエンコワと一度対戦経験があるが、そのときはストレート負けしている。世界ランク4位と41位、それだけを見れば、大坂が勝って当然だが、ランキングに惑わされてはいけないのは錦織の例が示している。油断は大敵、とにかく平常心を忘れずに挑戦者のつもりで果敢に攻めのテニスを心掛けて試合に臨んでもらいたい。大坂の勝利を祈る。