天候状態により日程が詰まり、21日に準々決勝、準決勝2試合を行うというハードスケジュールだった。
しかも準々決勝の相手は3戦全敗の苦手プティンツエワ、その相手に6-4,6-4のストレートで勝利したのは大きかった。
しかし負けはしたが約20センチの身長差、弾丸サーブを持つ大坂にブレークで食下がったプティンツエワは大きな拍手を送りたい。マッチポイントを迎えた彼女が足首をひねって試合が中断したとき、いち早くタオルと氷をもって相手のもとに駆け付けた大坂の心遣いは立派だった。
その2時間後には準決勝が行われた。おそらくかなり疲労感が残っていたと思われる。大坂は世界ランク24位のメルテンスを6-4,6-1のストレートで破り、見事決勝に進出した。互いのダブルヘッダーはきつい。最後は体力勝負となった感じは否めない。第二セットに明らか両者の明暗が出てメルテンスは1ゲームしかとることができなかった。
決勝の相手は世界ランク41位のA・パブリウチエンコワ(ロシア)。私の予想では、これまで大きな大会で優勝経験がある15位のケルパー(ドイツ)が勝つと思っていた。テニスはランキングに惑わされてはならない。その日の選手のコンディションに大きく左右されるスポーツといってもいいだろう。大坂は2017年にパブリウチエンコワと一度対戦経験があるが、そのときはストレート負けしている。世界ランク4位と41位、それだけを見れば、大坂が勝って当然だが、ランキングに惑わされてはいけないのは錦織の例が示している。油断は大敵、とにかく平常心を忘れずに挑戦者のつもりで果敢に攻めのテニスを心掛けて試合に臨んでもらいたい。大坂の勝利を祈る。