毎日のように新型肺炎のニュースが世界の一番の関心事となっている。
昨年末中国の武漢で発生した新型コロナウィールスは瞬く間に市内一体に広がり、さらに旧正月の集まりでさらに感染者が急増して行った。さらに日本ではダイヤモンドプリンセス号の横浜港への寄港で多くの感染者を出した。また韓国の大邱で信仰宗教の集会が感染源となり多数の感染者が報告された。
2月後半になると中国の新型ウィルスが次第に沈静化に向かうと、それに代わりヨーロッパのイタリアや中東イランで感染者が日増しに増加した。なぜイタリアなのかというと中国の「一帯一路」政策をヨーロッパ先進国として唯一推進していることから中国との関係が強く、革製品やファッションブランドの工場に中国人労働者も多く働いているという。ただ今回の新型ウィルスがイタリアに蔓延した要因が武漢から持ち込まれたのかは定かでない。
これだけイタリアで新型ウィルス感染者が爆発的に増えた要因には日本と違いマスクをする習慣が一般になかったこと、医療設備の脆弱さが上げられている。姉が感染し、十分な治療をこの病院で受けられないまま亡くなった、と訴えていた30代くらいの男性はマスクもつけないでメディアに訴える様子が痛ましかったが、マスクもしないで大丈夫かとこちらが心配になるくらい感染リスクが希薄なのがこうして更なる患者を増やしているのではないかと思う。
中東の中ではイランが圧倒的に多いのが分かる。イスラム教信者が集まるモスクでの感染が懸念される他、同じ家族の中で一人でも感染者が出た場合、手掴みでの食事作法が影響はないのかと思われる。ではサウジやトルコなどの他のイスラム圏とはどこが違うのかと言えば、何とも言えないところがある。
世界を混乱と恐怖に陥れている、このコロナウィルス対策に功を奉している国として挙げられるのが隣国台湾だと思う。台湾は中国の武漢での新型肺炎の情報をいち早くキャッチし、蔡総統、専門家の早急な指示の下、対応も早かったといわれる。小中高の学校の休校も日本より一か月早く2月には要請していた。その結果が感染者49人、死者1人という人数に如実に表れている。日本は今回のコロナウィルス対応で台湾に学ぶべきだと思う。