こんにちはニコニコ


先ほどこちらの映画を観てきましたびっくりマーク



弟であり監督の藤野氏が、統合失調症の姉と両親を長年に渡り撮ったセルフドキュメンタリー映画です。


ちらほら席が埋まり始めた時、自分が精神疾患持ちなので、他のお客さんにも何か見るべき理由があるのかな?と思ったのですが、

この映画、ミニシアター系の中で話題になっているみたいでした。


始め、私は自分が統合失調症の症状があったので、この姉に感情移入するのかなと思っていたんです。


でも、両親の方に感情移入してしまいました。


姉と両親の住む家は、姉の発病時(20年前の医大生)で止まり続けていました。老いだけが進む感じです。


なので、父の会話の節々に、「医師国家試験」やら「論文」やらがずーーーと出てきます。娘は40歳をゆうに超えているというのに。


姉のやる事で自分と似ていた部分も見つけました。姉は奇妙なオブジェクトを作る事があったのですが(ガラクタを束ねたような)そこの部分です。


姉は、精神科に受診できることになります。3ヶ月で退院できて簡単な料理を作れるくらいに回復しました。両親は医学者なのに、統合失調症の薬が進化していることは知らなかったのかなぁ?と思いました。

20年以上も統合失調症で家に軟禁されて、精神科には3ヶ月入院していただけですよ


この両親も、他人だったら冷静に判断して、医学者としての経験や知識を生かしたアドバイスや行動をしていたのでしょう。

家族であるからそれができなかったようにも見えました。

この両親もすごく娘を愛しているのです。



そしてこの監督でもある弟さんも、お姉さんのことをすごく想っていることが、お姉さんへの声のかけ方で伝わってきます。



どうすればよかったのか?、、う〜んすごい映画でした。



ではまたにっこり