私は全然覚えていないのですが、夫の話では。。。ダウン


保健所や警察と病院との連絡がつき、病院へ運ばれるとき、私は自分で歩くことができなかった様で,叫び声を上げながら夫に抱きかかえられて警察の車に乗せてもらったそうです。

夫は子どもたちの留守番対応をしてから,病院に合流しました。

夫が病院に着くと私は服装が乱れた状態で車椅子に乗って医師と向かい合っていたそうです。

医師の問いかけには一切応じず,目を閉じていました。

夫が隣に座った時,「スピッツ(好きなアーティスト)の匂いがする。」と言葉を発したとのこと。

また,脱水症状が心配されたようで,水分を勧められても、「黄泉のものはいりません」となぜか丁寧な口調になって返答していたそうです。

長い時間をかけての面談だったようですが,医師や夫からの問いかけにまったく応じることなく,意思疎通はできませんでした。

緊急の入院が決まり,病棟に行く時は歩けないのに,車椅子すら嫌な様子で,看護師さんの対応に、「結構です」,「自分で歩けますから」と答えていました。

そしてその時はなぜか穏やかで,まるでお姫様のような口調だったそうです。



つづく。