妄想世界に入りながら現実を生きていくのはすごく大変でした。


この時は現実世界と妄想世界を行き来していて、夫に助けを求めたり(現実世界)夫を避けたり(妄想世界)を繰り返していました。


現実世界では、弱気でオロオロしてしまい、 妄想世界では、戦士であり姫であり、車を運転しながら「元気玉―!」と叫んだりして、妙にエネルギーに満ち溢れ、強くなった気がしていました。

そして、だんだんと現実世界の記憶がほどけるように消えていき、どうしていいのか分からなくなってしまいました。


つづく。