*考察①上文を一読の上読み進めて下さい。


第二話 角部屋
対応する目次は『隣の庭』
待鳥の話 2015/11/21
大学の就職説明会に出席する為、池袋のホテルに宿泊。非常階段を登る靴音(ヒールor革靴)を聞く。確認に行くも実際そこには非常階段はなかった。4階角部屋。
鳴海の話 2018/9/7
霊が出ると噂のホテルに宿泊。4階。角部屋の隣室。宿泊した部屋の絵画裏にお札を発見。隣室から賑やかな家族の話し声を聞く。
翌日隣室に泊まった客と会話。サラリーマンの一人宿泊と判明。

鳴海の話から、目次を『隣の庭』とした。
宿泊時に隣の部屋から聞こえるのは、第三部鳴海の言葉を借りると「陽キャ家族」のもの。でも実際翌日判明したのはサラリーマンの一人宿泊。
エレベーターの待合会話中。浴室に女の幽霊が出たと憔悴している男に対して、鳴海が放った一言が
「お子さんも居ましたよ。」

この一言は、憔悴した人間に掛ける言葉として不自然だ。弱っている相手に、普通は知っても黙っている筈。それでも作者は敢えて鳴海に言わせている。

こうは考えられないだろうか。お子さんも居ましたよ。このセリフが向けられた先は二重になっている。一つはサラリーマン。もう一つは今バー・ナイトアウルにいる目の前の待鳥。
陽キャ家族は在りし日の待鳥の家族の様子。
鳴海は怪談を語りながら、待鳥に気付きのヒントを提示してる可能性あり。