第1976回:●高梨7回2失点の力投も、評価難しい先発5試合7被弾 | 東京ヤクルトスワローズの燕日記帳

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●対阪神(甲子園)第23回戦T2-1YS(9勝14敗0分)

 

先発高梨は7回2失点と粘って投げましたが、天敵ビーズリーの前に打線が沈黙し、3敗目となりました。

 

スワローズの先発で7回2失点してくれたら十分合格ですが、5試合で7被弾は評価が難しくなります。

 

しかも狭い神宮や横浜スタジアムならまだしも広くHRの出にくい球場で2被弾では起用方法も難しくなります。

 

ただこういうどこか欠点のある投手をうまく使いこなさないことにはシーズンを戦うことはできません。

 

かつてスワローズに在籍した杉浦(現北海道日本ハム)は、ストレートのキレが抜群の投手でした。

 

しかし肩に負担がかかるのか、中6日で先発していると1か月くらいで肩を痛めて長期離脱していました。

 

結局スワローズでは活躍できず、トレードに。しかし移籍先ではクローザーとして一時期活躍していました。

 

杉浦が在籍していた時の1軍投手コーチは高津監督で、うまく使いこなせてなかった印象です。

 

今のコンディション重視のゆとりローテを見ていると、杉浦のことが念頭にあったのかなと思います。

 

ローテの軸は無理でも、十分な間隔を空ければ年間を通してローテで回れたかもしれません。

 

奧川や高橋の起用を見ていると、そんな気がします。もちろん当時はローテの枚数が足りず、難しかったと思いますが。

 

高梨も被弾癖を直せというよりも、カードの3戦目あたりで起用できれば、勝てる可能性も上がってくるでしょう。

 

もっとも、そうするためにはローテの軸を確立させて、カード3戦目に起用できる布陣にしないと駄目なわけですが……。