第1964回:●連敗地獄はいつ止まるのか……マツダ9戦9敗 | 東京ヤクルトスワローズの燕日記帳

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●対広島(マツダ)第18回戦C5-1YS(5勝13敗0分)

 

9回一矢報いたものの、前日と同じような展開で投打に完敗。これでマツダでは9戦9敗ともはや笑うしかない惨状です。

 

やはり村上が打たないと勝負にもなりません。この試合は1本ヒットを打ったものの肝心なところでは打てていません。

 

広島先発玉村は立ち上がりに課題があり、初回サンタナが2塁打で好機を作るものの、続く村上は空振り三振。

 

立ち上がりを切り抜けた玉村は、回を追うごとに制球がよくなり、打ち崩すのが難しくなりました。

 

4回には今度はサンタナが四球で出塁。初回に打たれたことが心理的に影響したのか、ともかく打ち崩すチャンスです。

 

しかしここで村上は1塁併殺打。ここでも玉村を助けてしまいました。

 

それでも9回、味方が玉村を攻め無死満塁の好機。ここで広島は急遽栗林にスイッチせざるを得ない苦しい展開に。

 

にもかかわらず、村上はここであっさりと三振。これで勢いが削がれてしまいました。

 

たしかに広島投手陣はいいとはいえ、3度あったチャンスで1回は仕留められないようでは、9戦9敗も不思議な話ではありません。

 

村上はHRでトップ、打点も岡本とタイトル争いをしていて、現状でもリーグトップクラスの打者に違いありません。

 

しかし2線球の投手には三冠王村上、主戦級投手には三振王村上ではいくら打ってもチームは浮上しません。

 

主戦級投手から打てる確度をいかに上げられるか、村上の課題はそこに尽きるのでしょう。

 

あと、矢野にランニング3ランを決められた回。平凡なゴロをこぼしてアウトにできなかった北村拓の守備。

 

あれはチームの現状をよく表しているなと感じました。緊張感がないというか集中力がないというか……。

 

他チームならその回限りで交代、下手すると即2軍行きになっても不思議でない怠慢プレーに見えました。

 

しかし高津監督は北村をそのまま使い続け、緩みきった雰囲気を変えようという行動はありませんでした。

 

以前もサードの守備固めでエラーして負けた試合がありましたが、その後も1軍にいます。

 

打撃好調で、山田の穴を埋めているなら話は別ですが、打率は.125で、穴埋めどころの話ではありません。

 

選手が委縮しないようにということかもしれませんが、緩んだ雰囲気を変えないことにはチームも変わらないと思います。