西方城跡の「国史跡指定登録発表」を待つ栃木市西方公民館では、民俗資料室に保存されていた、室町以降の作と思われる武者甲冑「切付碁石頭伊予札紺糸素掛威二枚胴((きりつけごいしがしら いよざね こんいと すがけおどし にまいどう)」が展示されています。

 「中世を生きた西方氏」を執筆中の小松義邦さんから「すばらしい甲冑が展示されているので撮ってほしい」という依頼を受けて二人で公民館に出かけました。

 「写真撮影はご自由に」となっていましたが、公民館長さんのご厚意で、まわりの余計なものを除けていただき撮影環境が整いました。お陰様で”いい写真”が撮れて、小松さんにも満足していただきました。ありがとうございました。

 

(武者甲冑の展示・2024.6.6撮影)

※本文の「伊予札」とは、伊予(愛媛県)の職人考案の甲冑部品で、西方町内より寄贈されたものです。

 

(西方城立体模型)

※戦国時代に存在した「西方城」を元町職員の大森章博さんが、500分の1サイズの模型に復元したもので、公民館ロビーに展示されています。