「例えわしを倒しても聖なるフォースと共になるのだ。」

今日はジェダイの霊体について考えてみようと思う。

スターウォーズシリーズで初めてジェダイの霊体が出たのは帝国の逆襲。ダゴバのシーンだ。あのシーンはオビ=ワンの霊体がルークに説得するがそれを無視してルークは友を助けるために旅立つというもの。
そして次に出て来たのは次作、ジェダイの帰還。
フォースのライトサイドに帰還したアナキンとヨーダ、そしてオビ=ワンが霊体となりエンドアに現れる。

全てここまでは良かった。丸く収まっていた。しかし…
バランスはいつまでも保たれない。

新3部作が公開され、やがてはシリーズが完結してDVDとなる。
そのDVDでファンが待っていたのはきっと旧3部作の新バージョンだろう。
綺麗な映像に蘇った新たなる希望、帝国の逆襲、ジェダイの帰還。
新たなる希望ではデススターの言葉がオーラベッシュとなった、帝国の逆襲ではクラウドシティが開放的になった。
ジェダイの帰還では…
はあ?
なんでアナキンがこれなんだよ!
と当時、そのDVDを見た人は誰もがそう思っただろう。
実は(まぁみんながもうすでに知っていることだが。)オリジナル版のアナキンはセバスチャンショウ、このDVDでは新3部作のヘイデンクリステンセンのアナキンに差し替えられていたのだ!
これにみんなは反発。なぜこれなのか!と。
それにジョージルーカスはこう答えた。
「ジェダイの霊体は最後にジェダイだった時の姿で現れる。」と。
これに納得したかしてないかはわからないがここで二つの矛盾があることがわかった。

1、アナキンはジェダイの霊体になる瞬間を知っているのか?

これはマジで謎。
オビ=ワンとヨーダはライトサイドの人間でクワイ=ガンの弟子となることでフォースの霊体になる術を学んだ。
でもこの時、アナキンはダースベイダーと化しているのだ。
どうもおかしい。
シスでもこの技が使えるというのか。
でもこれが可能だとしたら全てが狂わないか?
もしシディアスもこの技が使えるとなると…うんおかしい。
でもどうやってアナキンはこの技が使えるのだ。おかしい。

2、ルーカスの考えにしろファンの考えにしろアナキンの霊体はどっちにしろおかしい。

ルーカスは最後にジェダイであった時の姿で霊体になると言った。
この条件に合わせるとあのDVD版のアナキンの霊体はおかしい。
服装が違う。
最後にジェダイであった姿ならシスの復讐のコスチュームのはずだ。でも実際は白いチュニックだ。ルーカスの考えに乗っても満足できない。

ファンの考えは多分、旧バージョンのアナキンを尊重してるかセバスチャンショウを尊重しているかだと思うがそうするとやっぱりルーカスの考えのヘイデン版のアナキンが正しいともなってくる。なんか違和感があるよね。

まぁ一番いい解決法は今後のバージョンにヘイデンクリステンセンかセバスチャンショウのどっちが霊体になるかの選択ボタンとヘイデン版は完全なシスの復讐版アナキンにすることだね。