遡る事15年くらい前になりますが、その頃から気になってましてね。
盗作といっても、実は主題歌の事。
「美少女戦士セーラームーン」はいわずと知れた'90年代のヒットアニメですね。
当時私も一時期観てました(//_//)。
その主題歌「ムーンライト伝説」(1992年)もよく知られていますね。
で、その「ムーンライト~」ですが、昔からこの曲がある歌に似てると思えてならないのです。
その歌とは倍賞千恵子の1965年のヒット曲、「さよならはダンスの後に」と言う歌。
倍賞千恵子は「男はつらいよ」のさくら役で有名ですが、元々は松竹歌劇(SKD)の出身で、歌や踊りをこなす人なんですね。
近年でもジブリ作品の「ハウルの動く城」で主人公の声を演じていますね。
改めて調べてみたら色んな事が分かりました。
実は元々この歌はこの少し前に書かれた「夢はマジョリカ・セニョリータ」という曲でした。
当時テレビ番組から誕生日した「さくらっ子クラブさくら組」(長い名前


曲の経緯がまたややこしいのですね
元々このメロディが「夢は~」の為に書かれ、テレビなどでも疲労されましたが、直後にセーラームーンの主題歌としてカヴァーされ、シングル発売され、その後に「夢は~」には似た感じの別のメロディが改めて付けられ(ここで初めて「夢は~」が)シングルとして発売されたという事のようです(はっきりしないのですが、これが正しい経緯かと思われます)。
ところでこの「夢は~」はまるでヒットせず、このユニットもこの後すぐ解散していますが、中谷美紀のネームバリューのせいなのか、このシングル現在Amazonで約20万円で売られていました。
他にもザ・ピーナッツの「恋のフーガ」(1967年)や、この前年にヒットしたMi-Keの「思い出の九十九里浜」(1991年)との類似を指摘する声もありました(確かに後者は似ている。前者も小節を縮めたと考えると…)。
またこれ以外にも他に似ているといわれる曲がいくつかあるようです
しかしこの2曲、昔から聴く度にいつも思い出し、気になっていました。
まあ似てると言っても、単にコード進行が近いだけのような気がしないでもないですが…。
ただ調べてみたら、他にも同じ様に思っている人がいました。(笑)
実際問題になりかけたという話も…。
この曲を書いた小諸鉄矢なる人物は作詞作曲や歌をこなす川島だりあという女性ミュージシャンだそうです(名前は小室哲哉の捩りでパロディのユニット?もやっている)。
ちなみに彼女、「セーラー~」以外にも、テレ朝の某アニメの主題歌を担当した時の曲がベートーヴェンの「第九」との類似を指摘されていたりします。
さてこれらの曲、皆さんはどう思われますか?。
視聴はこちらから↓。

ムーンライト伝説 (1992)
作詞:小田佳奈子
作曲:小諸鉄矢

夢はマジョリカ・セニョリータ (1992) (新旧2種)
作詞:川島だりあ
作曲:小諸鉄矢

想い出の九十九里浜 (1991)
作詞:長戸大幸
作曲:織田哲郎

恋のフーガ (1967)
作詞:なかにし礼
作曲:すぎやまこういち

さよならはダンスの後に (1965)
作詞:横井弘
作曲:小川寛興
あとついで(と言ったら失礼)ですが、'80年代にテレビで倍賞千恵子が「さよならは~」を歌っている動画を見つけました。
ショーっぽくて素敵です。