どことなく なんとなく。 -4ページ目

どことなく なんとなく。

なんとなく 独り言

足元がくらくらするくらい

アルコールを流し込んで

馬鹿みたいに笑った後

寝呆け顔の朝陽を背に

台詞でもなぞるように言う


ぼくは

酒で溶けかかってる脳みそを震わせ

言葉を繰り返した



言葉は頭の中じゃなくて

人と人の間で生きているものだ


暗くて狭いぼくの頭ん中じゃ

腐らせて終いなんだ



3月3日(日)
大津市本堅田
滋賀@ハックルベリー
open18:00 / start18:30 ADV¥1800+Drink¥600

出演(順)
風間史帆
山本剛千
崎田宏暁
吉田このみ
川口克彦




文字ののさばる世界において

得てして美しい女というのは

人に非ず

半透明な心技体を持ち

ひらりと読む視点の

真ん中に着地する


僕はその体を掴もうと

躍起になるが

左手は空を切るばかり

どれほど

水晶体を変形させただろうか

凸状レンズを屈服させるほど

僕は君に会いたかったのだ


ようやく会えた


人間にとても

よく似ている でも

君の頭の上には皿が乗っている


大切にしないと

死んでしまうのです

と彼女は云った

だから大切に扱ってください

と彼女は云った


その日から

彼女は僕の食卓になった


彼女が捧げる食物は

義務と必然でもって

僕の空腹を満たした 



割れるものだと知ることは

認識というより常識に近く

半透明さを失った彼女は

世の常識に従って死んだ


皿が割れたわけではなかった

皿なんて 

たかが皿なのだった


常識を鈍らせた僕が

彼女を大切に扱わなかった

結局はそれが原因だった


割れた彼女を箱に詰めた

猫の額ほどしかない 

小さな箱に


僕は今日も生きている

間違ったふりをして

間違ったままで


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