-新生アインクラッド22層 森の家-
子供たちは元気にダンジョン攻略に行ってる中で大人たちは家の中で談笑をしていた
「エギルはわかるとしてクラインはまたか」
「クラインさんも大変ですね」
「はぁ…」
「どうしたのよため息なんてついて」
「たまにはGGOにでも行ってリアルの事忘れてぶっ放したくなっただけよ」
「ならくればいいじゃない」
「シノン、止めとけよ。どうせまた「あれ」のことだろうしな」
「なるほど。リズも懲りないわね」
「あんたたちねぇ…」
「あれ」というのは合コンや婚活のことだったがこれにはアスナも多少は参加していたのでリズベットの気持ちはわからなくもなかった
「お兄ちゃん、アズサたちは何か探しに行ったの?」
「ユイなら知ってると思うけどアズサたちと一緒だからなぁ」
「アズサちゃんたちのことですし心配ないと思いますよ」
「何かあればユイから言ってくるだろうしな」
「それもそうだね」
アズサたちのことはユイに任せているので必要以上に心配はしていなかった
「アスナから聞いたけどアリスがこっちにきたらしいわね」
「そのことか。きたけどいつも通りだよ」
「アスナさんとアリスさんは顔をあわせる度に喧嘩してますよね」
「毎回思うけどほんと飽きないよね」
「あれはアリスが強情なだけよ」
「アスナも大概だけどね」
「アリスさん、キリトさんとの勝負は決着ついてないって諦める気ないみたいですよ?」
「俺は本気を出すつもりもないしアリスとやり合う気もないけどな」
「お兄ちゃんが本気を出すなんて事はもうないと思うけどね」
キリトが本気になるのはゲームがゲームではなくなった時を意味するものでもうそんなことはおきて欲しくないとシリカ達は願っていた
「あんたたち、たまには現実の方でも休みの日くらいは顔出しなさいよね」
「あのなぁ、休みの日は家族で過ごすって前に言っただろ」
「あたしもお兄ちゃんに誘われるから顔はあまり出してないけどね」
「アズサちゃんが相変わらずなので」
「アズサがリィン達のところに遊びに行ったりしてれば顔は出すかもな」
「キリト君もだけどシリカちゃんも親バカなんだね」
「俺が親バカなのはユイの頃からなの知ってるだろ」
「リズ、キリトとシリカに言うだけ無駄よ」
休息の場所での談笑はその後も続き大人達はゆっくりと羽を休めていた
ーあとがきー
休息の場所を書いてみました
大人たちの羽休めの話です