vol.664
 
赤字に苦しむ会社のお助け相談役
株式会社シー・エス・ブレイン
代表取締役
鈴木伸治(すずきしんじ)です
 
 

建設現場といえば真っ黒に
日焼けしたがたいのいい男しか
いないというイメージでしたが
 

 
最近では女性の方が建設作業員や
現場監督として活躍されていますウインク
 
 

女性の社会進出は目覚ましいものが
ありますね
 
 

建設業の「会計」にも男女の違い
ではありませんが大きく二つの
基準があります爆笑
 
 
 
 
建設業を営んでいる中小企業は
とても多いですよね

 
建設業の売上計上基準には大きく
分けて
 
工事完成基準と工事進行基準
 
の二つがありますにっこり
 

 
工事完成基準
読んで字のごとく
 


工事が完成した時点で売上高を
計上します
 


多くの建設会社が採用している
売上計上基準です
 
 

もう一方の工事進行基準とは
主に期ををまたぐ大規模工事に
採用される基準であり
 
 

全体の見積工事原価から当期の
工事実績相当分に対応する売上高
を計上します
 

 
これはかなり高度な管理を要求される
ため
中小零細企業が簡単に採用できる
基準ではありませんぐすん
 
 

規模の小さい会社ですと通常月は
 
入出金基準
 
で処理する会社もあります煽り
 

しかしこの基準は工事実態をまったく
表していないためおすすめできません
 
 

やはり中小零細企業は基本的に
工事完成基準を採用するのが
望ましいですウインク
 

 
そうしますと銀行から試算表を
求められたときどんな状態に
なっているかというと
 
 
損益計算書は真っ赤かびっくり
 
 

 

完成するまでに工事原価はどんどん
発生しますから当然そうなります
 

そのため未完成の工事原価を

 
未成工事支出金
 

として在庫に計上してくとよいでしょう
 
 

それでも完成時期が集中している
工事が多い場合は


工事利益が表れてこないので
販管費など固定費が計上される分
赤字となり



会社の当期の損益状況が見えづらい
ことに変わりはありませんチュー
 
 

そこで試算表とは別に

 
工事損益一覧表
 

を作成しておき
各工事物件ごとの進捗状況や損益予想
を銀行に提示します



すると銀行はこの会社はしっかり
しているなと好印象をもたれますよ
 
 

柔道ではありませんが


 
試算表と工事損益一覧表の
合わせ技一本でいきましょう

 
 
 


本日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます