vol.637
赤字に苦しむ会社のお助け相談役
株式会社シー・エス・ブレイン
代表取締役
鈴木伸治(すずきしんじ)です
今朝の新聞やニュースでも報道
されていますが
またまた最低賃金に引き上げの
議論が大詰めをむかえてます
今回は過去最大の上げ幅になる
そうです
いったいどこまで最低賃金は
伸びていくのか
最低賃金はパートなども含めた
すべての労働者に適用される賃金
の下限額であり毎年改定されます
現在の全国平均の最低賃金は
時給1004円
これは全国平均ですから
東京にいたっては
1113円にもなります
前回は時給961円から43円
引き上げたのに対し
今回は50円程度引き上げて
全国平均の時給が1050円台半ば
まで上がる方向で詰めに入って
います
ちょっと上がり方が半端ない
今まで一生懸命働いてくれていた
パートやアルバイトの時給が
10円20円上がるのに
どれだけ時間がかかったか
ということを考えるとちょっと
やりすぎな感じがします
人材募集をかける際の最低賃金が
これだけ上がるということは
今まで働いてくれていた人との
バランスを考えると当然
賃金アップ
せざるをえません
となると人件費の上昇は
絶対に避けれない
原材料高や円安による輸入コスト増
や燃料費高
もうどこもかしこもコストアップ
の話だらけ
こうなったら企業がとるべき対策
の筆頭にあがるのは
値上げ
しかありません
最近有名なラーメン店に行くと
ラーメン1杯 1,100円
なんてあたりまえですよね
ラーメンの価格は1000円の壁なんて
いわれいた時代がありましたが
もう背に腹は代えられない状況です
どうしても価格据え置きで頑張る
なら家族経営でしか商売できません
自分で値上げを決めて実行できる
ところはまだいいです
建設業や自動車産業などの
産業ピラミッドに組み込まれた
下請け会社においては
自社で価格を決めることができません
公正取引委員会が下請けいじめ防止
のための取組みをしていますが
その効果が表れるにはまだまだ
時間がかかります🕐
そんなことしている間に
下請け会社は資金繰りに窮して
倒産してしまいます
自ら価格を決めることができない
ビジネスモデルは破綻します
商売を変えないかぎり生きる道
はありません
本日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます