vol.635
赤字に苦しむ会社のお助け相談役
株式会社シー・エス・ブレイン
代表取締役
鈴木伸治(すずきしんじ)です
銀行から融資を受ける際に試算表
を提出することが多いです
銀行からすれば直近における
会社の財務状況や業績を知りたい
のは当然でしょう
さらにコレができるとなおいい
ことがあります
試算表は「現在」や「過去」
の会社の財務状況や業績を
表しています
銀行は融資をする際には確かに
「現在」や「過去」の状況を
参考にして判断の材料とします🤔
その一方で気にかけているのは
会社の「未来」です
つまり「決算予想」に関心
を寄せています
なぜなら今貸したお金の返済原資
となるものは
「未来」の利益
だからです
今は大丈夫だとしてもこの先
利益が出てこなければ
返済することは困難になります😓
ですから今期の最終的な
売上や利益はいくらくらい
になりそうなのか?
という着地予想を伝えると
融資を受けるうえで有利に
働きます
でも適当な決算予想を伝えても
ダメですよ🙅♂️
つじつまが合わなくなり
せっかく提出した試算表を
粉飾しているのではないか
と疑われ逆効果です
たとえば創業から10年経過していた
として試算表のうちの貸借対照表に
おいて純資産の部の利益剰余金が
420,000千円
あったとしましょう
ここから何が読み取れるのか?
これは「過去」の利益剰余金を
10年で割ると
420,000千円÷10年=42,000千円
となり毎期平均42,000千円の
税引後利益を稼ぐ力が「過去」には
あったとみます
もちろん業績が良い時もあれば
悪い時もありますので
必ずしもそうはならない
としても参考にはなります
ですから今期の利益予想が
80,000千円と説明した場合
「過去」の平均の倍以上の利益
ですからその理由を当然
求められます
もちろん先のことは何が起こるか
わかりません
それでも試算表(過去・現在)
に加えてしっかり検討した
「未来」の決算予想
を伝えることで
あなたの会社の信頼度は向上すること
間違いなしです
銀行の融資実行にも有利に働く
ことでしょう