vol.634
赤字に苦しむ会社のお助け相談役
株式会社シー・エス・ブレイン
代表取締役
鈴木伸治(すずきしんじ)です
自称 財務分析についてよく勉強
しているという経営者の方と
お話をしていたときのことです
その方は節税マニアかと思われるほど
口を開ければ節税節税
そんな方が借入金を繰上げ返済すれば
大幅な節税になりますねと発言する
んです
そんなこと言う人いるの?
と思われた方もいるでしょうが
本当にあった話です😅
当人はお金を払ってモノを買うと
経費になるのに
同じようにお金を払う
借入金返済が経費にならない
のはおかしい
と主張するのです
結論から言います
借入金の返済は経費
になりません
正確にいいますと
返済額のうち
借入金「元本」の返済は
経費にならない
借入金「利息」の支払いは
経費になる
今の低金利時代において返済額
のほとんどが「元本」の返済に
なります
それでも納得していない人に
質問です🤨
あ・な・たは
お金を借りた時に「収入」にして
いますか⁉️
ダメウーマン
(ブルゾンちえみ なつかしい)
お金を借りただけなのに「収入」
なんておかしいよ❗️
そうしたら利益が増えて税金を
払うことになるでしょ‼️
冗談じゃない
って語気を荒げて言い返しますよね
つまり「お金が入る」ということ
は必ずしも「収入」にはならない
ということです
ならば「お金を払う」もすべて
「経費」になるわけではない
もともと収入ではない借入金について
返済するときにだけ経費になるのは
明らかにおかしいですよね
これは損益計算書の世界で考える
内容ではなくて貸借対照表の世界
で考えること
借入をおこせば「負債」が増加するし
借入を返済すれば「負債」が減少する
という意味なんです
自分の都合のいいように解釈しない
でくださいね
本日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます