vol.631
 
赤字に苦しむ会社のお助け相談役
株式会社シー・エス・ブレイン
代表取締役
鈴木伸治(すずきしんじ)です
 
 

在庫が増えると一般的に資金繰り
は悪くなります
 

お金を払って商品を買っても
それが売れないのですから
当然といえば当然ですチュー
 

だからといって在庫を減らせば
よいのかといえば
必ずしもそうとはいえません
 
僕はトヨタ自動車のお膝元である
愛知県に住んでいるので
知り合いの方の多くが自動車産業で
働いています

 
トヨタ自動車といえば

 
ジャストインタイム
 

という生産管理システムが
有名ですよねウインク
 

必要なものを
 
必要なときに
 
必要な分だけ
 

提供する生産体制をとり
 

徹底した無駄を排除し

在庫や経費を最小限まで削減する
 

ことを目指すものですウインク
 
 
確かに理想的ではありますが
作業工程が平準化されていない
会社では


ジャストインタイム生産方式を
導入することは難しいでしょう😓
 
 
 
 
一方で真逆の在庫戦略をとる会社
があります爆笑
 

機械工具やプロツール(工場用副資材)
を仕入販売する
 
トラスコ中山
 
です
 

この会社は
 

在庫はリスクではなく
成長の源泉
 

ととらえていますウインク
 

どういうことかといいますと
 


お客様の現場で必要な商品を
すぐに届けられるよう
幅広い商品をとにかく在庫として
保有する
 

 
なによりもお客様の目線に立って
ご要望にいつでもお応えできる体制
を整えることで販売機会を逃さない
ためです
 
 

在庫の種類はなんと59万アイテム
 
 
これでは廃棄量が増えるのでは?
と思われる方もいるでしょう
 
 
同社の取り扱う機械工具や
プロツール(工場用副資材)は
流行があまりなく陳腐化
しにくい傾向にあるため


在庫に占める廃棄割合はわずか
0.1%ほどだそうですびっくり
 
 

もちろん過剰在庫不良在庫
をもつことはよくありませんチューチュー
 

なぜならお金に変わる可能性が
低いからです
 
 

ただ安易に在庫を減らして
販売機会を逃すようなことがあれば
売上が減り利益も減って
結局は会社業績も悪化します
 
 
在庫戦略は自社の置かれた事業環境
に大きく影響を受けますので
バランスをうまく取りながら
決めて行く必要がありますラブ
 
 
本日も最後まで読んでいただき

ありがとうございます