vol.614
赤字に苦しむ会社のお助け相談役
株式会社シー・エス・ブレイン
代表取締役
鈴木伸治(すずきしんじ)です
コンビニの雑誌コーナーでよく
飲食店の紹介雑誌を
見かけますよね
雑誌にはお店のランキングが
掲載されているので
お店選びをするときの目安に
なっています
でもそこには
いつも行列のできる人気店
が載っていないケースが
ままあります
それもそのはず
こういった飲食店の紹介雑誌も
東京都知事選の選挙ポスター掲示場所
と同じく
掲載場所をお金を払えば買うこと
ができるんですよ
ランキング第1位の見開き2ページ
となると200万円近くお金がかかる
とも噂されています
本当の実力もないのにバカバカしい
ですよね
最近の消費者はそんなこと十分
わかっています
だから雑誌の売れ行きも
よくないんでしょうね
今の時代そんな紙媒体よりも
InstagramやXやYoutubeなど
SNSを活用したPRの方が
よほど宣伝効果は高いです
そんな広告宣伝費をかけるくらいなら
もっと商品力にコスト(お金)を
かけるべきです
飲食店が収支計算をするうえで
参考にすべき重要な指標として
FLR比率
があります
FLR比率とは売上高に占める
食材費(Food)
人件費(Labor)
家賃(Rent)
の割合を示す指標です
FLR比率が低いほど利益率が高く
高いほど利益率が低くなります
では一般的に目標とするFLR比率は
どれくらいなのかといいますと
食材費(Food) 30%
人件費(Labor) 30%
家賃(Rent) 10%
合計で70%以内と言われています
そして水道光熱費や消耗品費、雑費など
を15%でおさえたとすると、
利益率は15%です
仮に広告宣伝費に10%かけて
いれば利益率はわずか5%
飲食店は普通に経営していては
なかなか儲かる収益構造には
なっていません
ならば広告宣伝費の10%を
食材費へ振り分け
もっと魅力ある商品を開発
したらどうでしょう
また店舗も駅前や幹線道路沿い
ではなく
その逆をいき家賃をおさえる工夫
が必要です
コスト(お金)は
お客様が喜ぶために
使うべきです
そしてお客様が満足すれば
お客様自身が営業マンとなって
SNSで高評価の口コミを拡散して
くれることでしょう
本日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます