vol.613
 
赤字に苦しむ会社のお助け相談役
株式会社シー・エス・ブレイン
代表取締役
鈴木伸治(すずきしんじ)です
 

 
経理を担当している方はとにかく
真面目な人が多く


几帳面で正確性をとても重要視
します照れ
 

それはそれでとてもよいこと
なのですが


経営の視点からいうと
几帳面や正確であるがゆえに
あだになることがあります
 
 
 

6月下旬に幹部会議を行った時に
4月分の月次試算表が出てくる
 

こんなことありませんか?
 

中小零細企業ですと
融資を受ける際に
銀行から月次試算表を求められて
 

慌てて作成するなんてことも
ありますから
まだマシなのかもしれませんが
 

はっきり言って

 
月次決算が遅すぎます物申す
 
 

それに対して経理担当者は反論します
 

そうは言っても業者からの請求書は
なかなか届かない
 

カード支払明細も翌月末にならない
と発行されないから
 

数字を確定することができませんチュー
 


おっしゃる意味はわかりますニヤリ
 
 
でも月次試算表は読んで字
のごとく
 

 
「月次」でタイムリーに「試算」した
数字を「表」にまとめて
経営者に情報提供するもの
 
 

であり1円単位までの正確性なんか
求めていませんチューチュー
 
 

ですからここは割り切って試算表を
2つ作ることを目標にしますウインク
 

1つは翌月15日の幹部会議に向けた

見積試算表
 
 
もう1つは銀行など対外的に提出する
際の

月次試算表
 
です
 

最初は見積試算表の精度は低い
かもしれませんショボーン
 

しかしその後に完成した月次試算表
と比較することにより
どこがズレているのか
が段々わかってきます爆笑
 


経営数値は鮮度が命です
 


とくに資材高騰や人手不足による
人件費増などコストアップ要因を
早い段階で把握しておかないと

 
価格転嫁による値上げタイミング
が大きく遅れることになりかねません
 

そうすれば遅れた分だけ
利益はロスすることになるんですえーん
 


正確性はともて大切なことです
しかし経営判断においては


正確性よりも
スピードが最重要視


されることを忘れないでください