vol.611
赤字に苦しむ会社のお助け相談役
株式会社シー・エス・ブレイン
代表取締役
鈴木伸治(すずきしんじ)です
会社は未来永劫続くものではありません
いつかは終わりがくるものです
その時あなたの会社はどのような状態
になっていますか❓
しっかり財産はあるのか
借金しか残っていないのか
連合艦隊司令長官 山本五十六の名言
常在戦場
のごとく会社経営はいつ死ぬか
わからない戦場で戦っている
ようなものです
そういった意味で今
会社が死んだら
何がいくら残るののか
会社の清算価値
を知っていくことは必要です
商売をしていて結果的に
何も残らないでは意味が
ありませんから
ではどのように清算価値を
求めるのか⁉️
そのためには
貸借対照表
が基礎になり
資産－負債 ＝ 清算価値
で求められます
まずは資産です
現金預金からはじまり売掛金など
最終的に
お金に換金できるもの
をすべて洗い出します
そして土地や有価証券やゴルフ会員権
など時価のあるものは時価で評価します
買った時点よりも高くなっているものも
あれば安くなっているものもあります
前払費用や繰延資産など先に支払った
もので将来返金されないものは
カウントしません
また貸借対照表に表れていない資産
(簿外資産)を把握することです
生命保険の解約返戻金や倒産防止共済掛金
などがこれにあたります
お金に換金できるものは
貸借対照表に計上されていようが
いまいが関係なく
すべて資産として把握します
一方負債については借入金を筆頭に
買掛金や未払金など
支払義務のある債務
をすべて洗い出します
ここで忘れてはならないのが
簿外負債です
貸借対照表に表れていない負債
のことです
その代表格がリース契約です
リース債務として計上されていれば
問題ないですが
リース料として費用処理している
ものは貸借対照表に表れてきません
他にも清算時点での退職金支払額や
会社が他社の債務保証をしていれば
債務不履行額になった場合の債務
肩代わりをするかもしれません
また金額算定は難しいですが
訴訟リスクがあれば損害賠償額
も債務になりえます
このように通常の事業活動から
だけでは見えてこない部分が
見えてきますので
決算時点で会社の清算価値
を求めることをおすすめします
本日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます
