vol.598
赤字に苦しむ会社のお助け相談役
株式会社シー・エス・ブレイン
代表取締役
鈴木伸治(すずきしんじ)です
今期は予想以上に利益が出たから
税金払うくらいなら
社員にボーナスとして還元しよう
ということで決算賞与を払う会社
があります
決算賞与の意義や金額の決め方を
明確にしている会社はどれだけ
いるんでしょうか❓
利益を社員に還元したいという
想いから決算賞与を支給する
という考え方はよいことだと
思います
もらった側の社員も臨時ボーナス
が出たと喜びはするでしょう😁
ただそれが将来へ向けた
モチベーションにつながるか
どうかは別物です
たまたま外部環境の影響で
業績が良く
社長も社員もお祭りさわぎの
大盤振る舞いでは意味がありません
次の年に業績がふるわず
決算賞与が支給されないと
不満をもつ社員が出てきます
ですから感覚的な決算賞与の支給
ではダメなんです🙅♂️
そこで決算賞与の支給にも一定の
ルールが必要となります
たとえば
営業利益の目標額を超えた分のうち
3分の1を決算賞与にまわす
という考え方です
なぜ決算賞与が3分の1
かといいますと
超過利益の3分の1(約30%)
が税金でとられ
残りを会社(1/3)と社員(1/3)
で折半するからです
ここでも税金は壁になってきますね
仕方ありません
でも忘れてはならないのは
会社にしっかり利益を残す
ということです
利益目標額の超過分をすべて
社員に還元していては
会社は成長しません
当初の利益目標額を超えた
のだからよいではないか
という意見もありますが
毎年必ず目標利益を達成する
ことなんてありません
いや赤字になることだってあります
そのときのための備えとして
内部留保を残すことは必須です
以上のような決算賞与の意義や決め方
を採用するのであれば
経営計画に基づく
利益目標の設定
が必要です‼️
行き当たりばったりの決算賞与
の支給では意味がありません
本日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます