vol.590
 
赤字に苦しむ会社のお助け相談役
株式会社シー・エス・ブレイン
代表取締役
鈴木伸治(すずきしんじ)です
 
 
銀行はとにかく赤字しかも
営業赤字を嫌いますと
お伝えしました
 
でもそれだけではありません
 
損益計算書だけでなく貸借対照表を
みてください
 
自社はどのような状態になっていますか?
 

 
 
銀行が嫌うのは「債務超過」です
 
 
債務超過とは
 
資産(財産)よりも負債(借金)が
大きい状態
 
のことをいいます
 
 
 
 
ただでさえ負債(借金)が多い状態の
会社に銀行が融資したがらないのは
当然といえば当然ですショボーン
 
 

でも意外に債務超過に気付いてない
ことがありますチュー
 
 
なぜなら貸借対照表は上の図のように
目で見てカタチでわかるようには
なっていないからです爆笑
 
 
 
 
ここで見るべきポイントがありますウインク
 
それは
 
「純資産の部合計」がマイナス
 
になっているかどうかという点です
 

ここがマイナスであれば
債務超過になっているんですよ
 
 

おそらく
 
資本金よりも利益剰余金のマイナス
の方が大きい状態

になっているはずです
 
 
資本金を上回るほどの大きな赤字を
過去から積み上げてきた
 
 
ということなんですよ物申す
 
 
ですから債務超過を回避する方法
としては
 

①資本金を大きくする
 

②利益を出していく
 

この2つしかありません爆笑
 

中小零細企業の経営者はそもそも
個人財産が少ないケースが多いので


①の資本金を大きくすることで
解決することは難しいでしょう
 
 
仮にできたとしても付け焼刃的なもので
継続的に赤字が膨らめば
すぐに債務超過へ転落しますガーン
 
 

ですから抜本的な解決は
②の普段から利益を出し続け
内部留保をあつくするしか
方法はないんです物申す
 

内部留保とは


貸借対照表上の利益剰余金


のことで


過去から積み上げてきた利益の残高


です
 
 

リーマンショックや東日本大震災
さらにはコロナ禍によるパンデミック
 

こんな災害級のことがまたあれば
大幅な赤字を計上することは
避けられません驚き
 
 

このとき大きな内部留保
があれば
大幅な赤字を吸収すること
ができるんですにっこり
 
 

ですから納税を嫌うあまり
無理な節税をして
利益を出しおしみすると
なかなか内部留保はたまりません
 
 

納税と聞いていい思いをする人は
誰もいないでしょう


 
しかしその気持ちをのりこえて

『真に強い会社』

にするためには


納税をして利益を貯めていく


ことがとても大切なんです