vol.589
 
赤字に苦しむ会社のお助け相談役
株式会社シー・エス・ブレイン
代表取締役
鈴木伸治(すずきしんじ)です
 
 
今月もお金が足りなくなりそうだなショボーン
銀行に連絡して融資をしてもらおう
なんて安易に考えてませんか‼️
 
 
その前に自社の決算書をしっかり
見てみましょう
 
 
銀行が嫌う3点セットに
なっていませんか‼️
 

 
 
 
「銀行が嫌う3点セット」なんて
キャッチーなことを言いましたが
当たり前のことをお話しますウインク
 

それは
 

①3期連続赤字
 

②債務超過
 

③経営改善計画がない
 
 

資金繰りが厳しい会社はえてして
①②の状況に陥っている可能性が
高いですえーん
 

そして③にも該当し業績不振を
そのまま放置していますえー
 
 
どうですか?
思い当たる節はありませんか?
 

①3期連続赤字
 
2期連続赤字でも銀行は融資を
ためらいますが
3期連続赤字ともなれば
これは致命的ですプンプン
 
 
赤字といってもどの部分が赤字なのか
はとても重要です

 
営業赤字は本業が立ちいかない
ことを意味し非常に危険です


経常赤字は営業利益を出しても
銀行借入の金利負担が重く
赤字になってしまうケースも
あり得ます
 

最終赤字は含み損のある固定資産
を売却して
特別損失に臨時で巨額な売却損失
が出れば赤字に転落するケースも
あります
 
 
ですから営業赤字にならないことが
必須条件です物申す
 
 
 

また銀行が赤字を嫌うことが
わかっているならそれを逆手にとってみます
 
 
当期の業績推移をみて決算予想をした場合
どう頑張っても赤字を回避することは
できない状況だったとしましょうか
 
 
それならいっそ

当期に赤字を出し切ってしまう

作戦を考えてみてはいかがでしょう
 
 
会計や税法のルールを逸脱しては
いけませんが
以下のことを実施すれば
赤字が大きくなります

 
当期の売上などの収益を
来期に繰り延べる
 

来期の費用を当期に前倒し計上する


不良債権や不良在庫や含み損のある資産
を処分して損失計上する


これにより当期大幅な赤字
になりますが
来期黒字になる可能性が
高まりますから
連続で赤字になる要素を排除できます
 

いわゆるV字回復ですねウインク
 
 

さらにはちょっと姑息ではありますが
 

当期が赤字になることが確実である
とわかっているのであれば

 
当期の決算を待たずに
前期の決算書をベースに

借りられるだけ借りておく

というのも中小零細企業が生きていく
うえでのすべともいえましょうニヤリ
 
 
銀行に赤字の決算書をみせても
お金を貸してくれる可能性は低く
なりますかからね
 
 
詐欺をはたらくわけではありませんから
決して悪いことではありませんよ
きちんと返済していけばいいんです照れ
 
 
中小零細企業の経営者は変にマジメな所
がありますからね

 
それがいいところでもありますが
命取りになることもあります