vol.580
赤字に苦しむ会社のお助け相談役
株式会社シー・エス・ブレイン
代表取締役
鈴木伸治(すずきしんじ)です
みなさん キャッシュ・フロー計算書
をご存知ですか⁉️
新聞や雑誌などで見かけることが
あると思います
上場会社は作成することを
義務づけられていますが
中小零細企業は作成義務は
ありません
中小零細企業でも簡単なものは
作れますよ
『貸借対照表から見るお金の流れ』
というタイトルでブログを書きましたが
少しわかりづらかったみたいですね
基本的な考え方は変わりませんが
キャッシュ・フローという観点から
貸借対照表をもう一度見ていきましょう
前月末と当月末の貸借対照表を並べて
増減を把握します
まず着目すべきは現金預金です
前月と比べて1000減少しています
これはまぎれもない事実
さて現金預金がなぜ1000減少した
のでしょうか
それを解き明かすのが
キャッシュ・フロー計算書
なのですが
そんな難しいものは作成できない
とサジを投げますよね😝
実は簡単にできるんです
上の2つ並べた貸借対照表(B/S)科目
を
営業活動
投資活動
財務活動
に分類します
まずは営業活動によるキャッシュフロー
の分析をします
売掛金が増えたのは
入ってくる予定のキャッシュが
なかったと考えます(ー1000)
製品が増えたということは
製品にを作るのにお金をかけた
と考えます(ー500)
買掛金が減ったのは
猶予してもらっていた支払いが発生した
と考えます(ー500)
利益剰余金が増えたということは
順調にいけばいずれ現金預金になります
(500)
以上から
営業活動によるキャッシュフローは
ー1500という結果になります
次に投資活動によるキャッシュフロー
です
機械装置が増えたということは
機械装置を購入したのでキャッシュは
減少したと考えます(ー2000)
最後は財務活動によるキャッシュ・フロー
です
借入金が増えているということは
その分借入をおこしてキャッシュが
増えています(2500)
さて 以上の分析をまとめると
次のようになります
営業活動によるCF ー1500
投資活動によるCF ー2000
財務活動によるCF 2500
現金預金の増減 ー1000
本来ならば営業活動によるCFがプラス
であって投資をするべきですが
実際には借入によって無理な投資を
していることが見てとれます
このように貸借対照表を2つ並べて
分析し
自社がどのような状況に
あるのか⁉️
把握することを是非おすすめします
本日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます