日本経済新聞 令和6年5月14日 朝刊
それでもソフトバンクGは
強気な発言をしていましたね
これからは投資事業からAI事業に
主軸を変えて再び攻勢をかける
そうです
とは言いましても決算会見に
孫さんの姿はありません
でしたが、、、、
業績が悪いと経営者はえてして
弱気になるものです
コロナ禍のゼロゼロ融資を受けて
借入金の多い中小企業の経営者
ならなおさらのことでしょう
先ほどのソフトバンクGのように
3期連続赤字ともなると金融機関
など外部からの目が気になります
3期連続で赤字となれば
当然ですが
金融機関からの追加融資は
かなり難しくなります
だからと言って悪いことを考えては
いけませんよ
会社の業績をよく見せる
いわゆる
粉飾決算
に手を染めてはいけません
コロナ禍が明けたといっても
2期連続で赤字であった会社が
急激に良くなるはずがありません
今期も最終赤字だからといって
それを無理やり黒字にしなくても
経営改善につとめ
少しでも業績が
上向いている
ならば
そこを強調すべきです
たとえば下のような会社の
決算状況があったとします
経常利益は2期連続赤字ですから
経営者の心理としては
何とか当期は少しでも
いいから
黒字にできないか
というよからぬ考えが浮かびます
しかし数字をよくみてください
本業の儲けを表す営業利益
は若干ですが黒字ですよ
若干の黒字とはいっても
前期の赤字からの回復は
かなりのものです
最終的に経常赤字に陥ったのは
コロナ禍の助成金が打ち切られた
借入金の金利負担が重い
この2点です
経営的には課題ですが
本業とは直接関係のないことです
ですから本業は改善していることを
強調し
さらに来期に向けて
②変動費率(原価率)
を下げる
③固定費を減らす
経営改善計画を提示できれば
金融機関も理解してくれるはずです
下手に粉飾決算に手を染めて
見せかけの利益を計上しても
かえって信用を失うだけです
絶対に粉飾決算は
するべきではありません
本日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます