vol.559
 
赤字に苦しむ会社のお助け相談役
株式会社シー・エス・ブレイン
代表取締役
鈴木伸治(すずきしんじ)です
 
 
最近モノの値段がやたら上がって
お財布に厳しいですね
 
 
いつも買っている商品でも
値段は変わらないのはいいのですが
なぜか量が少ないな
と感じたことはありませんか⁉️
 
 
 

僕も大好きな名古屋のお菓子メーカー
名糖産業の主力商品

 
「アルファベットチョコレート」
 

などの内容量が2024年3月から
減っていますえーん
 

しかし販売価格は据え置いているので
 

実質的な値上げ
 

ですよねチュー

 

 



以前よりお伝えしているように
経営の基本は簡単にいえば
次の3つです
 
 

①売上を増やす

 

 

②変動費率(原価率)

 を下げる

 

 

③固定費を減らす

 

 
そうすれば必ず利益につながって
いきます


今回の例は
 

 ②変動費率(原価率)

 を下げる

 

に該当します



まずは固定費の削減から手をつける
ことをおすすめしますが


実は変動費を下げるほうが
コスト改善効果が大きいケース
が多いんですウインク


具体的に数字をみながら説明して
いきましょう


現状 販売価格が1個1,000円のもの
を1,500個売り
原価は1個あたり600円とします

そして固定費を450,000円とすると
営業利益は150,000円になります爆笑


 

 



さて 現状の利益を増やすために

固定費を10%削減したとします


すると固定費は


450,000円 -  450,000円×10%

=  405,000円


になります



このとき営業利益は45,000円増加

して195,000円になりました✌️

 

 

 

 


今度は 変動費を10%削減する改善策

を講じます



仕入先や外注先に対する

単価引き下げ交渉をしたり

今回のように商品1袋の内容量を

減らすなどの措置をとります



すると変動費は


@600円 -  @600円×10%

=  @540円


になります

このとき販売数量は変わらず

1,500個


変動費は


@540円× 1,500個 =  810,000円

固定費は変わらず450,000円

その結果 営業利益は現状より

90,000円増加して240,000円に

なりましたウインク







どうですか❓



同じ10%の経費削減ならば

固定費よりも変動費の方が

効果が大きいこと

を実感できたと思います



固定費削減に当たっては

基本的に自助努力ではじめる

ことができるので

手をつけやすいですが



コスト削減効果をより多く出す

ためには少しハードルは高い

ですが



②変動費率(原価率)

 を下げる

 
に挑戦してみてください