vol.559
赤字に苦しむ会社のお助け相談役
株式会社シー・エス・ブレイン
代表取締役
鈴木伸治(すずきしんじ)です
最近モノの値段がやたら上がって
お財布に厳しいですね
いつも買っている商品でも
値段は変わらないのはいいのですが
なぜか量が少ないな
と感じたことはありませんか⁉️
僕も大好きな名古屋のお菓子メーカー
名糖産業の主力商品
「アルファベットチョコレート」
などの内容量が2024年3月から
減っています![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
しかし販売価格は据え置いているので
実質的な値上げ
ですよね![チュー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/008.png)
![チュー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/008.png)
以前よりお伝えしているように
経営の基本は簡単にいえば
次の3つです
①売上を増やす
②変動費率(原価率)
を下げる
③固定費を減らす
そうすれば必ず利益につながって
いきます
今回の例は
②変動費率(原価率)
を下げる
に該当します
まずは固定費の削減から手をつける
ことをおすすめしますが
実は変動費を下げるほうが
コスト改善効果が大きいケース
が多いんです![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
具体的に数字をみながら説明して
いきましょう
現状 販売価格が1個1,000円のもの
を1,500個売り
原価は1個あたり600円とします
そして固定費を450,000円とすると
営業利益は150,000円になります![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
さて 現状の利益を増やすために
固定費を10%削減したとします
すると固定費は
450,000円 - 450,000円×10%
= 405,000円
になります
このとき営業利益は45,000円増加
して195,000円になりました✌️
今度は 変動費を10%削減する改善策
を講じます
仕入先や外注先に対する
単価引き下げ交渉をしたり
今回のように商品1袋の内容量を
減らすなどの措置をとります
すると変動費は
@600円 - @600円×10%
= @540円
になります
このとき販売数量は変わらず
1,500個
変動費は
@540円× 1,500個 = 810,000円
固定費は変わらず450,000円
その結果 営業利益は現状より
90,000円増加して240,000円に
なりました
どうですか❓
同じ10%の経費削減ならば
固定費よりも変動費の方が
効果が大きいこと
を実感できたと思います
固定費削減に当たっては
基本的に自助努力ではじめる
ことができるので
手をつけやすいですが
コスト削減効果をより多く出す
ためには少しハードルは高い
ですが
②変動費率(原価率)
を下げる
に挑戦してみてください
本日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます