vol.557
 
赤字に苦しむ会社のお助け相談役
株式会社シー・エス・ブレイン
代表取締役
鈴木伸治(すずきしんじ)です
 
 
 
『天災は忘れた頃にやってくる』
科学者 寺田寅彦の名言がありますが
  
 
 
天災(てんさい)ではなく
『でんさい』という言葉を
ご存知ですか❓
 
 
 
手形を振り出すことができる
信用力の高い会社なら
知っていますよねウインク
 
 
『でんさい』とは
 
 
電子記録債権
 
 
の略であり手形に変わる機能を
有した決済手段のことをいいます爆笑
 
 
 
いつからあるのかといいますと
実は今から15年前に誕生して
いるんですねキョロキョロ
 
 
 
債務者が手形を振り出す場合
「支払手形」といいますが
『でんさい』では「電子記録債務」
として処理します
 
 
 
一方 債権者が手形をもらった場合
「受取手形」といいますが
『でんさい』では「電子記録債権」
として処理します
 
 
 
電子記録債権債務は、
債権者または債務者が
電子債権記録機関
発生記録の請求を行い、



同機関がその記録を行うことに
よって発生することになります
 
 
 
電子記録債権債務は
 
 
紛失や盗難のリスクがない
 
 
保管や作成にコストがかからない
 
 
という取り扱い上のメリットがあり
普及につとめているそうです
 
 
 
しかし 手形と同じように
 
 
支払期日に当座預金口座に
資金がなく決済できずに
不渡りとなれば
 
 
銀行取引が停止されてしまう
 
 
ことには変わりありません物申す
 
 
 
(ここの表現は正確ではありませんが
文章が難しくなり また 長くなるので
イメージとしてとらえてください)
 
 
 
銀行取引が停止されれば 
仕入などは現金取引のみに
なってしまいますえーん
 
 
そして何よりも企業としての
信用を失うことになり 
 
 
銀行から借入することもできず
仕入先からも取引するのを敬遠され
実質的に経営破綻する
という流れになりますガーン
 
 

 
 
 
ですから倒産リスクを回避するためには
 

手形取引や電子記録債権取引はしない
 

ことですウインク
 


とはいってもいきなり手形取引を
やめることはできません


 
それは借入金を一括返済する
のと同じことだからですチュー


 
そもそも資金の用立てができず
手形取引をしているわけですから
無理な話です


 
それでも財務戦略として
 

手形取引を廃止する
 

という明確な目標を立てて
取り組むことが大切です物申す
 

 
まずは手形取引金額を少しずつ
減額していき最終的にゼロにする
ようにしましょう