vol.539
 
中小企業の財務経営改善に強い!
経営”守備”専門コーチ"すずしん"こと、
鈴木伸治(すずきしんじ)です。
 
 
 
大谷翔平といえば、大リーグでの
二刀流の活躍が華々しくメディアで
取り上げらていましたが、
 
 

最近は連日、大谷の元通訳、水原容疑者
の違法賭博の穴埋めに大谷の銀行口座
から不正送金した事件のことばかり。
 
 

信頼していた人から裏切られるのは
辛いことですが、脇が甘いといえば甘い。
 
 
 
 
見知らぬ海外で生活するうえで、
元通訳の水原容疑者は本当に頼りに
なったと思います。
 
 

ただ、信頼し過ぎたために、銀行口座
の管理まで一任してしまったのが、
こような事件に発展してしまったえーん
 
 

これは決して特別なことではありません。
誰にでも起こり得ることだと思います。
 
 

現にここまで巨額ではないにしても、
似たような事件が頻繁に新聞の社会面
に載っているじゃないですか‼️
僕がまだ会計士として経験が浅かった
時に、一度、このような不正に出会った
ことがあります。
 
 

身なりも小綺麗で、てきぱきと対応して
くれた経理職員がいました。
 
 

決算日の預金残高を確認するために、
通帳を見せてくださいというと、
 
 

今ちょうど銀行で書き換え中で
手元にはないといいます。
 
 

それでは、残高証明書を見せて
くださいというと
 
 

コピーではなく現物の証明書を提示
してくれて、その金額と帳簿金額は
ピタリと一致ウインク
 
 

通帳は未確認だが、残高証明書で確認
したので問題なしと結論づけました。
 
 
ところが、


実際には決算日直前に、
その経理職員は、消費者金融から借りた
のかわかりませんが、お金をかき集めて、
会社の銀行口座へ振り込み
 
 

帳尻合わせをし、決算日後に現金を
引き出し、返済に充てていたんです。
 
 

要は、自分の不正横領を隠すために
工作をしていたんですねチュー
 
 

もう30年くらい前の話ですが、
その人の顔を今でも覚えています。
 
 

経理部長が、その人を信頼しすぎて
任せきりにしていたため、
必然的に起きた事件といえるでしょう。
 
 

人を信頼することは大切なことです。
でも、人間は意志の弱い生き物である
ことも事実です。
 
 

ですから、信頼し続けていくためにも
任せきりにしてはいけません。
 
 

必ず第三者が確認することが、
その人に対する優しさです。
 
 

松下幸之助の名言でもある
 
 
任せて任せず
 
 
この基本に立ち返ることが会社の
管理運営においては非常に重要です。



本日も最後まで読んでいただき

ありがとうございます。




うなぎ兼光 東岡崎店

名古屋といえば、ひつまぶし

ここは岡崎ですけどね😅