vol.522
 
中小企業の財務経営改善に強い!
経営”守備”専門コーチ"すずしん"こと、
鈴木伸治(すずきしんじ)です。
 
 
 
桜の開花宣言もようやくされましたが、
まだまだ蕾の状態の桜が多いですね。
 
 

でも、何となく周りは春めいてきて
気候も穏やかにになってきました。
 
 

そろそろ冬物の衣類を洗濯に出して、
春物を収納ボックスから引っ張り
出しているのではないでしょうか。
 
 
 
 
 

さて、春物などを広げてみると、
白色のシャツや薄い色のシャツなどの
首回りが少し黄ばんでいて、
見た目がかっこ悪いなんてこと
ありませんか❓
 
 

中には、シーズン終わりの
クリアランスセールで安く買うことが
できたのはいいけれど、今見ると、
デザインが気に入らないチュー
 
 

結局、外出用には着られないということ
で処分したりします。
もったいないですねチュー
 
 

 
 

会社経営でいうなら、さしづめ
在庫の棚卸にあたります。
 

 
日本の会社は3月決算が一番多い
ですから、3月31日(決算日)には
棚卸をする会社がとても多い爆笑
 
 

僕も、ある会社は3月29日(金)が
営業終了日ということで棚卸の立会に
行ってきました。
 
 

棚卸の手順としては、一般的に
 

 
事前に倉庫から現場への払い出しを
完了させ、倉庫内のものを早めに
数えておく。
 
 

現場でもバックヤードは事前に
棚卸をして、
営業終了後に現場サイドの商品等の
棚卸をします。
 

 
確かに棚卸は、



商品等の数を正確に数える



ことが主目的ではありますが、
他にも目的があります。
 
 
それは、
 


適正な在庫管理ができて
いるか再確認する
 


ことですウインク
 
 

僕は、むしろ、こちらの方が主目的
であると考えます。


 
具体的には
 
 
■滞留在庫がないか
 
 大量発注したはいいが、需要予測を誤って
 いつまでも売れずに残っている
 
 
■不良在庫はないか
 
 季節はずれ、流行遅れ、品質劣化などで
 適正価格で売ることができない。
 
 
■在庫の置き場所は正しいか
 
 数えにくい場所に置いてあるということは
 普段から受け入れ処理、払い出し処理が
 効率よくできていない

 
■在庫の紛失はないか
 
 これは普段から数量の受け払い管理
 をしていないと把握できないことですが、
 帳簿数量と棚卸数量との間に大きな差
 がないか確認します。 
 
 

そして、このようは事実が発見された
ならば、速やかに原因究明をし、
再発防止策を検討することが
必要です物申す
 
 

なぜか‼️
 
 
在庫はお金


だからです
 

 
棚卸を単なる決算手続きではなく、
お金である意識を社員にしっかり
植え付けることが非常に大切です。