vol.515
 
中小企業の財務経営改善に強い!
経営”守備”専門コーチ"すずしん"こと、
鈴木伸治(すずきしんじ)です。
 
 

大手広告会社の違法残業による
過労死自殺の事件のその後を追った
ドキュメンタリー番組を見ました。
 

 
この事件が、働き方改革を大きく
後押したことは間違いないでしょう。
 
 

違法残業は、絶対にいけません。
でも、杓子定規に規制だけで、
本当の働き方改革はできるのか。
 
 
 

 

 

以前、僕が友人と一緒に行った港区の
MORIタワー42階のバーから見た
東京の夜景です。
 
 

本当にきれいでしたおねがい
 
 

でも、過労死で自ら命を絶った電通の
新入社員、高橋まつりさんが生前
こうつぶやいていたそうです。
 

 
東京の夜景は、
私たちの残業でできている
 
 

新入社員の試用期間中でさえ、
帰りは深夜0時、
本採用になれば残業は無制限
と言われていました。
 
 

月の残業は優に100時間を超え、
1日2時間の睡眠しか取れない
働き方を強いられ、



上司などからによる暴言パワハラなどで、
ついにうつ病を発症。
 
 

高橋まつりさんの事件は、
決して例外ではない。
こんな劣悪な労働条件は、
絶対に許されるべきことではない。
 

 
ただ、ただですよ。
 

 
働き方改革は、
もちろんいいことですが、
やることが極端なんですよね。
 
 

コロナ禍の時もそうですムキー
 
 

無駄な残業はすべきではないし、
サービス残業なんて、もってのほか。
 
 

でも、



仕事を早く覚えたくて働きたい人
もいます。



経済的理由から残業したい人
もいます。
 
 

自らの意思に基づく労働時間まで奪う
のって本当の働き方改革ですか⁉️
 
 

仕事を効率よくこなし、
定時で帰るようにする。
 

 
言っていることはわかります。

 
 
でも、効率よく仕事をこなすことが
できるようになるためには、


圧倒的に時間が必要


なんですよ。
 
 

難関校に合格したい子供に
1日8時間しか勉強してはいけません、
と言っているようなものです。
 
 

そんな親いますか‼️
 

 
だから、何でもかんでも
一部の悪い部分だけを切り取って、
それを撲滅するような取り組みは
おかしい。
 
 

極端すぎるのは、決して良い結果は
生みません。
 
 

何事も良いところもあれば、
悪いところもある。



その塩梅(あんばい)というか
バランス感覚が大切だ
と思うんです。