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【書評】鈴木宣利の気になるマイ本456冊目「世界はバランスでできている」


【ビジカン!】鈴木宣利のビジネス感性研究所-世界はバランスでできている

「世界はバランスでできている!」

一瞬で人生を変える1つの魔法

著者:ジョン・F・ディマティー二
訳者:岩元 貴久
発行:フォレスト出版

鈍行列車と特急列車、あなたはどちらに
乗りたいですか?

当然特急列車に乗り、すばやく目的地に
着きたいと思うでしょう。
でも、私は鈍行列車を選ぶかな?

なぜなら、目的地につくまで、ゆっくり窓の
景色を眺めて、様々なことを感じながら、
楽しんで過ごすことができるから。

目的地だけを目標にしてしまうと、その間の
プロセスは、すべて飛ばされてしまうことになる。
人生は、プロセスそのものも全部含めて、
楽しいものではないのだろうか?

だから、もし許されるなら鈍行列車で
ゆっくり旅するプランを選びたい。


今日は、そんな感覚をもたらせてくれる素敵な本を
紹介する。「世界はバランスでできている」だ。

私たちは、すべてを一面だけで捉えてしまいがちだが、
ウラでは、見えないルールがしっかり働いている。
その見えないルールは、どうやら「感謝」という心の状態
が影響を与えるらしい。

この本を読めば、「感謝の魔法」が現れ、
あなたは感謝することで、さらにたくさんの感謝できることが
出現するという幸福になるための入門書だ。

それでは、早速気になった3点を紹介しよう。


○ポジティブ思考は不完全

ポジティブでいこう。前向きに考えよう。
プラス思考でいこう。とたいていの自己啓発書には、
ネガティブ思考をポジティブ思考に変えていくことで、
前向きな生き方になる法則を紹介している。

しかし、著者は、いくらセミナーに参加しても、
自己啓発書を大量に読破しても、いつもポジティブで
いられる人はいないという。

なぜならば、どんな分野でもプラスとマイナスの両極で
成り立っているからだ。

原子は、プラスとマイナスの電荷で成り立つし、
地球も正極と負極をもつ。さらに、対立と支援、
敵と味方など、両方の面があるのがこの世界
だからだ。だから、ポジティブだけを求めようと
すると、突然ウツになることもあるようだ。

求められないものをムリに持とうとすることで、
苦悩が発生するのだ。
そう、私たちは不完全でも、それで完璧
ということなのかもしれない。

○すべてのステップに感謝する

たいていの人は、夢が叶ったら感謝しようということになる。
しかし著者は、夢に通じるすべてのステップに
感謝しなさいと助言する。

著者は、毎朝起きるとリサーチし、文章を書き、
移動し、講演する。この4つの好きなことを心から
感謝することで、「感謝の魔法」が発揮されるそうだ。

そして、自分の仕事に感謝していない人は、
自己成長を阻害しているといってもいいようで、
自分自身の夢に向けた行動をとっていないと残念がる。

そこで、やる気をなくさないように、自分の適切な
質問をすることで、心のギアチェンジを図ることをススめる。

○私の好きなことはなに?
○自分の使命をはたすには、どうすればいいの?
○自分の目標を達成するためにする行動とは?

仕事を余暇をとるのと同じような感覚になったとき、
人生をマスターし始める第一歩となるようだ。


○コインの両面に感謝する生き方

いじめられてばかりいる6歳の子供がいたそうだ。
その子は、外で遊ばず、みんなからのけ者にされていた。

子供たちから、いじめられていたが、その両親は
子供を守ろうとした。当然といえばそうなのだが、
あまりにも過保護に育てられたことで、いじめっ子たちは、
両親とのバランスをとるために存在していたとも言える。


まり、人生で何かをえるときは、別のものも同時に得る
という。どうやらこの2つを同時に見ることで、真実をより
理解しやすくできる鍵になるらしい。

幸せなことも、つらいことも人生の大切な一部であり、
人生のコイン両面をみることに感謝することで、
バランスのとれた生き方ができるということだ。

モノゴトは、つねにニュートラルなのもので、
私たちが勝手にラベル貼っているのが原因だとも
いえそうですね。


さて、いかがでしたでしょうか。

この本は、本当に「感謝できる人になる感謝人門書」である。
感謝といっても、最初は何に感謝してよいかわからない
かもしれない。

しかし、この本に書いてあることに気づくことで、
あなたは今までつけてきた出来事に対するレッテルを
外すことが可能になるだろう。

レッテルが外れたとたんに、今まで多くの人に支えられて
きたことに感謝できるようになるはずだ。

まずは、感謝を実感するという心のトレーニングから
はじめてみたらいかがだろうか。
「感謝人門書」として、最適な1冊です。
ぜひ、読んでみてください。


それでは、またスズセンでした。


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編集後記
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9月上旬に友人からアサガオの種をもらった。
もったいないので、鉢に植えて、毎日水を
やっていたら、どんどんツタが伸びて、
今では、1.5mぐらいになってしまった。

まだ太陽の光を浴びて、上を目指そうとして
いるので、しょうがないから下に戻し、再度
登ってきてもらうことにした。

ようやく満開の季節を迎え、毎朝楽しい日を
迎えている。見えなかった花が朝の目覚めとともに
突然咲いているという光景は、
とても楽しいものですね。

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マーケティングとは、ユニークな価値を提供すること。

こんにちは、今日フラっと読んでいて、
とても勉強になったコンテンツがあったので
紹介しよう。


「S・ジョブズ氏から学んだこと--G・カワサキ氏が得た12の教訓」
というWEB記事だ。

http://japan.cnet.com/news/commentary/35008853/


Steve Jobs氏から直接学べた人は、少ないかも
しれない。私が思うジョブズ氏のスゴさは、
あたりまえのことを実現してきた勇気にあると思う。

現場を知り、イメージ通りの商品を妥協なく
生み出してきたことだ。

経営者になってしまうと、直接現場で指揮する
ことはなくなるし、プライドが邪魔をしてしまうので、
本音が言えず、ダメなものもを、ダメと言えなくなって
しまう傾向にある。

また、取り巻き陣営もでき、悪い情報が入らなくなるので、
余計自社の実態を把握できない。
当然、現場の先端である消費者像もあいまいとなるだろう。

そういう知らなければならない実態を把握し、
自社の進むべき道である商品像を描き、
現実に製品化してきた偉業は、まさにダ・ビンチか。

現状、IT業界では、先行するアップル製品に追いつこうと
必死になっているのだ。
iPhoneしかり、MacBookしかり、さらにクラウドでも
次の一手としてiCloudをスタートした。

アップルの製品群は、G・カワサキ氏が述べているように

「ユニーク+価値=市場がある」

という方程式を見事に実現している。
(詳しくは記事を)

この簡単なマトリクス思考で考察することで、
自社の製品ポジショニングがはっきりするだろう。

ユニークでかつ、バリューを伴うということは、
難しい選択であるが、その右上のマスで勝負する
ことで、ブルーオーシャンが実現できるのかも知れない。

まさにジョブス氏は、マーケティングの天才でもあったようだ。
今後のアップルにさらに期待したい!

それではまた、スズセンでした。

★10月24日に講談社からジョブス氏の自伝が
   発売されるようです。楽しみですね。

http://www.bookclub.kodansha.co.jp/books/topics/jobs/












【気になること】TPPは、透明性が確保されない日米自由貿易協定

こんにちは、スズセンです。
だいぶ、ご無沙汰してました。
TPPの関して、すこし気になっている点が
あり、アップさせていただきます!

開けてびっくり!
あなたは、こんな思いをしたことがないだろうか?

身近な例で考えてみると、
携帯電話を契約し、いざ解約しようとしたら、
違約金をとられることがある。

現状の契約は、一緒にチェックしていく
しくみに変わったので、問題ないと思うが、

以前は、途中解約した場合、違約金をとる旨の
明記が、小さく記されていたため、ほとんど知らないで
契約してしまった方が多かったように思う。

つまり、知らないで契約してしまうと、
問題が起こったら、「それは契約なので無効だ」という
一方的な論法が通ってしまう。

このような事態になろうとしている協定がTPP
(環太平洋パートナーシップ協定)なのだ。

そもそも首相が声を張り上げて、TPP早期参加の検討
を打診しているようだが、内容が国民に知らされない
協定はいかがなものか。

というのも、すでにTPPの交渉テーブルについている
ニュージーランドのオークランド大学法学部教授
ジェーン・ケルシー氏が言うには、
「文書は協定に署名するまで非公開である」という
原則があるらしい。

このためニュージーランドでは、TPPに反対する著名活動
やデモ行動が頻繁に実施されている。
なぜならば、ニュージーランドは、交渉参加国でありながら、
協議の中身は、議会にも、国民に対しても情報公開を
拒んでいるからだ。
(日本では、マスコミが取り上げませんね)

そう、開けてみてびっくり!の玉手箱協定なのだ。
開けてハッピーになればいいが、
劇薬が入っていたらどうするのだろうか?

実は、劇薬の可能性が高いかもしれない。

なぜならば、そもそもTPPがなくても
関税削減交渉は、WTO(世界貿易機関)でできるし、
関税撤廃ならば、2国間協議のFTA(自由貿易協定)
できるからだ。
(最近、韓国とアメリカが結んだ協定だ)

では、なぜTTPなのか?

アメリカは、経済政策のひとつであるメキシコとの
経済政策を取り決める北米自由貿易協定で
莫大な利益をあげてきたと言われている。

その手法をアジアにも広げ、
なんとしてでも、消え行くドルを底上げし、
アジア市場での覇権を握りたいと思っているだろう。
また、天文学的な借金を抱えているので、
帳消しの手段も考えているはずだ。

さらに、農業政策にも関与しながら、
食料をコントロールしていく世界戦略が見え隠れしている。

それもそのはず、食を抑えることが、
国を一方的に黙らせる唯一の施策となるからだ。

日本は今、食料自給率が40%と言われているが、
TPP参加により、壊滅的なダメージを受けると、
14%に下がってしまうという仮説がある。

食料危機の担保となるものが、国内に
残せないというのはいかがなものか。

さらに農業問題だけがクローズアップされているが、
それだけではなく、包括的な協定であるため、
様々な分野に及ぶ。

物品貿易の関税撤廃、政府調達(公共事業)
知的財産、金融、電気通信、投資、環境など
あらゆるサービス分野の協定だ。

例えば、著作物である本やCD、映画、マンガなど
著作権の権利を撤廃したり、緩和する要求をする場合も
考えられる。アメリカでは、知的所有権の侵害が訴える
ことができないなど、アメリカに都合のよい条項が
盛り込まれる可能性もあるようだ。

また、輸出企業にとって、TPPで関税が下がり、
輸出しやすい状況になると喜んでばかりもいられない。
なせならば、技術特許も範囲にあるので、
類似品の横行が激しくなっても、起訴できない可能性
があれば、本末転倒だ。


つまりTPPの実態は、アメリカに都合のよい自国優先の協定
になる可能性が高い。そう、まるで小泉首相の時に問題となった、
「年次改革要望書」のグレードアップ版だ。

TPPも日本が参加しなければ、とってもおしくないのは
アメリカとなる。

なぜならば、TPP交渉参加国10カ国のうちで、日米で
GDP内需規模の95%を占めると言われる。
ということは、日本を開国、改善したいために
他の国を手駒にしているようなものかも知れない。

本質は、日米自由貿易協定である。

メキシコ版を日本にも適用したいのだろう。

日本の進むべき道は、まず震災復興である。
そして、TPPは国民的議題にしてから、じっくり
取り組めばいいこと。

そう、日本人の生命の安全に関わる食料問題から
技術的、著作権などの権利問題、さらには金融、
保険の自由化と広範囲に及ぶ協定は、
早急に結論をだすべきものではない。

ヒラリーが飛んできたって、ヒラリと交わし、
得意な牛歩のごとく、ゆっくり対応していけば良いのでは
ないだろうか?
慌てているのは、米国なのだから。
あなたは、どう考えますか?


この本が参考になりますよ。

★恐るべきTPPの正体 アメリカの陰謀を暴く
浜田和幸/著
出版:角川マーケティング

【ビジカン!】鈴木宣利のビジネス感性研究所-TPPの正体

それでは、またスズセンでした。