8月24日(土)ソワレ、帝国劇場で

ミュージカル「モーツァルト!」を観劇。

席は2階席の左右どセンター。


実は今年、初の帝国劇場でした。

私が持ってたジョジョのチケットの日は

中止になっちゃったんですもん。


■キャスト
ヴォルフガング:古川雄大
コンスタンツェ:真彩希帆

ナンネール:大塚千弘
ヴァルトシュテッテン男爵夫人:涼風真世

コロレド大司教:山口祐一郎
レオポルト:市村正親

セシリア・ウェーバー:未来優希
エマヌエル・シカネーダー:遠⼭裕介
アントン・メスマー:松井工
アルコ伯爵:中⻄勝之
アマデ:若杉葉奈

朝隈濯朗 安部誠司 荒木啓佑

奥山寛 後藤晋彦 木暮真一郎

田中秀哉 西尾郁海 廣瀬孝輔

港幸樹 山名孝幸 脇卓史

彩花まり 池谷祐子 伊宮理恵

樺島麻美 久信田敦子 鈴木サアヤ
原広実 松田未莉亜 

安岡千夏 柳本奈都子



京本大我くんのヴォルフは、

チケット取れなかったよ……。

古川ヴォルフは何度か観てますが、
今回が一番良かったかな。
最初の時は細くて体力なくて
どうなることかと思ったけど、
今回は安心して観ていられました。

古川くん、もう37歳なのか!

井上くんも育三郎くんも、
モーツァルトが亡くなった35歳で
ヴォルフを卒業しているので
(アッキーはもっと早かった)、
古川ヴォルフはこれがラストかもね。

コンスに「♪他の人と全然違う」
と言われるところ、Breakin'の
フロアから片手倒立を失敗
(失敗はわざとだと思われる)
してました。
衣装も一部変わってましたね。

コンスタンツェには真彩ちゃん。
いわゆる「悪妻」には見えなかった。
それが真彩ちゃんの役作りなんでしょう、
いいと思います。

台詞は意外と低音でちょっとビックリ。

もちろん歌は文句なく。

危うさのあるコンス。強い女ではない。

腕の細さが一層儚さを醸し出す。

プラター公園の衣装、赤いの可愛いけど、

ゼンマイ仕掛けも可愛いのになー。


ナンネールにちーちゃん。嬉しい。

高橋由美子ナンネを思い出す感じ。

過去のナンネは諦め感が強かったように

思うけど、ちーちゃんナンネからは

怒りや恨みの片鱗も見えたような。

祐一郎さんとナンネは舞台上で絡むシーンは

ないのだよね。そこは残念。

涼風さんの男爵夫人。

いつも高音も綺麗に出されるのだけど、

この回はちょっと調子悪かったのかな?

喉がガサガサしてた感じ。


コンスのママが阿知波さんじゃない!
(今、ビリー・エリオット出演中)
寂しい~。TdVにもいないし~。
でも未来さんのセシリアも

いい感じに悪ババァ(誉めてる)。


シカネーダーはね、
思うところはいろいろあるが、
圭吾さんの後任としては
よいキャスティングだと思います。

パパ。市村さんも今回までだろうか。

自分が親世代の歳になって観ると、

単純に「毒親」とも言い難くなってくる。

こういうところはやはり

市村さんは上手いなー。

コロラドに孫を推薦するあたりの

静かな狂気は恐ろしい。


コロレド大司教。久しぶりに

あのトンチキ手振り(スミマセン)も

観られて、私は大満足です。

コロレドは人外だし(←違う)。

トイレシーンは馬への水遣りになってたw

でも芸術に理解があり、研究も怠らず、

根回しも上手く、能力は高い。

お城の伯爵様とは逆に、
十字架の衣装を着てらっしゃいます。
ふふふふふ。

前回観た時も思ったけど、

ラストシーンは前の演出の方が好き。


次の「M!」の公演の時には、
たぶんキャストがいろいろ変わるでしょう。
でも名曲揃いで、舞台装置も素敵で、
いい演目なので、これからもずっと
続いていってほしい。
帰り道につい鼻歌歌っちゃうもん。
「♪もし彼が天に召され~」

とかちょっと不穏だけどw