2024年劇団☆新感線
44周年興行・夏秋公演いのうえ歌舞伎『バサラオ』
幟、ひっくり返っちゃった。
9月7日土曜の夜公演です。
明治座、いつ振りに来ただろう?
1階前から3列目の下手サブセン。
字幕が目の前過ぎて、視覚に入らない💦
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
キャスト:
ヒュウガ:生田斗真
カイリ:中村倫也
アキノ:西野七瀬
キタタカ:粟根まこと
サキド:りょう
ゴノミカド:古田新太
ボンカン:右近健一
ナガスケ:河野まさと
ケッコウ:逆木圭一
クスマ:村木よし子
タダノミヤ:インディ高橋
ヌイ:山本カナコ
マストキ:礒野慎吾
キンツナ:吉田メタル
カコ:中谷さとみ
エンキ:村木 仁
ゴロウザ:川原正嗣
ギテイ:武田浩二
藤家 剛 川島弘之 菊地雄人
あきつ来野良 藤田修平 北川裕貴
寺田遥平 伊藤天馬 米花剛史
藤浦功一 西岡寛修 NaO
大村真佑 清水一光
井上真由子 松本未優 樽谷笑里奈
白瀧真由美 さいとうえりな
高森あゆな 古見時夢
俺は好きなように生きる。
この〝顔〟を使って
幕府と帝が相争う混乱の時代。
島国ヒノモトに生きる男が二人。
幕府の密偵を足抜けしたカイリは、
〝狂い桜〟の下、麗しき顔で
女たちを従えたヒュウガが催す
〝バサラ〟の宴に出くわす。
そこにやってくる幕府の役人たち。
ヒュウガに惹かれ、家を出た女たちを
連れ戻そうとするが、女たちは嬉々として役人に
斬りかかり、散っていく。
それを平然と眺めるヒュウガ。
「俺のために死ぬのは最高の至福」
それに驚き惹きつけられたカイリは
ヒュウガの軍師になることを決意。
二人は狂い桜の下で手を結ぶ。
一方、鎌倉では執権・キタタカに、
女大名サキドがヒュウガの成敗を申し出た。
サキドはヒュウガを斬ろうとするが、彼の瞳に魅了されて隙を見せてしまう。
そして流刑中のゴノミカドの首を取ると
ヒュウガにもちかけられ、
サキドは京でミカドの首を待つと告げる。
流刑地・沖の島にミカドを訪ねるヒュウガ。
ゴノミカドの守護役・戦女のアキノがヒュウガに矢を放つ。
ゴノミカドもヒュウガに唆され
再び倒幕の御印となることを決意。
京の都に向けて進撃を開始する。
新たに始まるゴノミカドの政。
その陰で蠢く思惑、謀りの連鎖。
ヒュウガの眩しい光に飲み込まれ、
美の輪廻に堕ちた者の群れ。
たどり着くのは地獄か、極楽か?
〝バサラ〟の宴が今、幕を開ける。中村倫也くんは、幾つかの舞台演目で
観たことがあるのだけど、
私、生田斗真を舞台で観るの初めてだ。
別に避けてたわけじゃないんだけど、
私が観てない新感線公演にばかり
斗真くんが出ているのですよ……。
ダークファンタジー、ピカレスクロマン
といった触れ込みですが、
ヒュウガは謀略を巡らすというよりは
力技と顔で突き進んでいく感じかな。
個人的にはもっともっと黒い斗真くんを
観たかったかなー。
ヒュウガとしての斗真くんには満足です、
もちろん。
ゴノミカドは後醍醐天皇。
隠岐島に流刑となるも脱出して、
挙兵して鎌倉の北条氏を滅ぼし。
建武の新政を行うも、武士と対立。
吉野に逃れて南朝を開く。
学校で習う日本史。
で。インディさんのタダノミヤが
たまらんwwwミカドの御子。
インディさん大活躍よ。
よし子姐さんのクスマは
楠木正成でこちらも大活躍。
さとみさんのカコちゃん
(ゴノミカドの側室)もご活躍。
サンボさんはいつもの通り。右近さんとカナコさんは歌う。
りょうさんは、サキド。
佐々木道誉(ささきどうよ)を
モデルにした女大名。
殺陣もよく動いてました。
恰好よかったですよ、うん。
あの衣装を着こなせるのは流石です。
サキドの部下ゴロウザに川原さん
恰好良い役ですよ。
今回私の席は前から3列目。たっぷり川原さんの殺陣を
堪能いたしました。ふふふふふ。
西野七瀬さんはアキノ。
髑髏好き設定。こちらも殺陣多めで動く。
いい動きをしていました。
執権キタタカは粟根さん。
確かに衣装や家紋がザビ家だった!
ヒノモトを治めるのは、
執権の北条氏キタタカか、
流刑の帝ゴノミカドか、
はたまたタダノミヤか
バサラのヒュウガか。
どう終結させるのかなーと思ったら、
大どんでん返しということもなく収束。
お話が暗めでおポンチ少な目なので、
衣装がその分派手wさすが新感線。
あ、でも最初の方で斗真&倫也で、
腰に手を当て「はーっはっはっは」
やってたな。やりたいよねアレ。
カーテンコールは5回くらいあったかな。
ライブビューイングやってたようで、
カメラに向かって手を振ったりもして。
ナレーションに生田竜聖アナ。
六方指導に尾上松也。
振付は悦ちゃん先生だけど、
振付協力としてTETSUHARUさん。
使えるものは何でも使う。
その姿勢、いいと思います。