7月30日(日)日本青年館で

「シュレック ザ ミュージカル」の

フルバージョン公演千秋楽公演を観てきました。


◆キャスト
シュレック spi
フィオナ姫 福田えり
ドンキー 吉田純也
ファークアード卿 泉見洋平

ジンジャーブレッドマン 魔女 岡村さやか
ドラゴン 母熊 須藤香菜
ピノキオ 新里宏太

佐々木誠 鈴木たけゆき
岩﨑巧馬 清水泰雄 深堀景介
村上貴亮 横田剛基 中桐聖弥
咲良 元榮菜摘 寺町有美子
澤田真里愛 石田彩夏 青山瑠里

ヤングフィオナ 三浦あかり
ヤングシュレック 矢山花

◆スタッフ
演出 岸本功喜
音楽監督 小島良太
タップ振付 本間憲一
振付 中塚皓平
振付助手 長澤仙明


座席は前から2列目の端っこ。
私の席の前には1列目の席はないので
実質1列目です。

メインキャスト登場の度に
客席から大きな拍手。宝塚かw
でもいいと思う。

オープニングのシュレックとフィオナ姫の
コントのような背景紹介。
福田えりさんの振り切ったお芝居が
この公演の成功の柱の一つだと思う。
いろいろな公演で拝見してますけど、
大成功キャスティングですね。

デュロックパフォーマーのダンス、
「あぁ皓ちゃんの振付だなー」と。
細かい動きがやたら多いw
拍数にギリギリ収まるように
動きをガツガツ入れていく。
ただ腕を右から左に動かす振りでも
手首や肘を使う振りをパキパキ入れる。
でもそれが、オモチャの兵隊のような
デュロック兵士の衣装と合ってて
キュートでかわいい。好き。

ファークアード卿の登場。
拍手欲しがる領主、長いぞw
客席から笑いも起きちゃったwww
千秋楽ですしね。
客席の子どもたちも笑ってました。
皆で声出して笑えるっていいね。

デュロックの設定としては、
ファークアード卿の恐怖政治で
お城の皆が従っているようなんですが。
デュロックの配下の人たちから
そこはかとない愛を感じてしまうのは
贔屓目だな。てへ。
デュロックには「笑顔でいる」という
掟があるらしい。

で、そんな非道な(?)
ファークアード卿とジンジーのシーン。
ホントたまらない。
「サッちゃん」は不滅だな。
あんなしかめっ面で歌う「サッちゃん」、
それだけで一芸w

2幕冒頭の「朝型人間」。
爆裂手拍子されてる方がいたけど、
個人的には手拍子控えめで、
タップダンスの音を聞きたいんだーーー。
最もほぼ最前列だったんでちゃんと
タップの音は聞こえたし、
マイクでもしっかり拾ってくれてるけど。
福田えりさんのタップも流石。

「ファークアードのバラード」
トレーニング中のファークアード卿。
頑張って持ち上げてたバーベルを
セロニアスが片手で軽々と

お片付けするのがステキ。


木馬で登場するファークアード卿。
無線で連絡するシーンがキュート。
あれ、ほぼ糸電話で事足りちゃうやつw

「FLEAK FLAG」は物語の主題についての
クライマックス。
辞書的に説明するなら「奇人変人の旗」。
個性が非常に尊重される自由な世界。
もちろんFreedom is not free.であって、
自分の個性が尊重されるなら、
他人の個性も尊重されなくてはならない。
ママベアの「小人だっていいじゃない」が
優しい世界を提示する。

ファークアード卿の生い立ちは、
白雪姫とか、エンドウ豆の上に寝たお姫様とかが
組み合わさってシュールなものになっています。
引きこもりだったファークアード卿が、
どうデュロック王国をつくりあげたのか。
普通に考えたら有能だと思うのだけど。

カーテンコール「I'm A Believer」。
ドンキーがあの蹄でマイク持ってる!
撮影可能な時間だけど、
撮影は最低限にして、

しっかり目に焼き付けてきました。




終演後、出口へ向かう階段の壁に
貼ってある、素の顔写真付きの
キャスト表を見た若い女性の一団が
「ファークアード卿の役の人、
 こんなイケメンだったのー!?」
と叫んでました。
メインキャストでちゃんと顔がわかるの、
フィオナ姫だけですもんね。

ホリプロの「ピーターパン」みたいに
毎年公演やれるといいのにな、これ。