オリエンタルロックミュージカル三部作の最終章、
「SONG OF SOULS‐慶長幻魔戦記‐」初日を観てきました。
開場は、横浜の神奈川芸術劇場(KAAT)。
今日の横浜は、暑いくらいに晴れていました。

竹千代(之太郎):泉見洋平
天海:加藤和樹
お福(阿国):紫吹淳
衣笠丸:新垣里沙
猿若勘三郎:東山光明
風魔:佐々木喜英
九之助:松田凌
摩多羅神:貴水博之


初日が開いたばかりですので、
公式サイト以上のストーリーばれナシ、
ネタばれアリでちょこっと。











KAATの舞台は、クリエより一回り大きいくらいかな。
1階席のほぼ中央列の下手ブロックでした。

之太郎くん、動きがチョコマカしててカワイイ。
なのに猿若座での○○役は貫禄ある台詞回し。
そして踊った洋平くん!しかもバックダンサーとして!
ライトが当たって、目尻がキラキラうるうる。
竹千代さまなので、もちろん死なない!
全体として、竹千代の成長物語になっています。
史実でいうと元服前の若い(若すぎる?)役のはず。

加藤くんは大僧正の役なので、落ち着いてます。
でも錫杖(かな?)を武器に戦います。
錫杖振りまわしながら歌います。体力あるなー。
いったい幾つの設定なんだ!?
後半、戦ってる中、武器が手からすっぽ抜けたけど
すぐにリカバリーしてました。さすが!

みっちゃん、鬼(弁天丸)・化け猫(猫丸)ときて
やっと人間の役です。人間にニャれた!
台詞が一番多くって、狂言回し的な役割も。
ラストの〆で噛んじゃったのは残念だけど、
頑張ってました。

佐々木くんはやっぱり動けるね。
殺陣も歌も頑張ってました。身体の動きが綺麗。

貴水さんの歌声はやっぱりスゴいんだけど、
フェイクかかってるからなのか
何言ってるかが全然聞き取れない~~~。

紫吹さんはお福、つまり春日局の役。
なのに笑いを取りに行った!ビックリした。
そして阿国役はもう、水を得た魚。
舞台上の空気を支配してらっしゃいました。

摩多羅神の手下役の森川次朗くんと田代絵麻ちゃん、
モニョモニョした動きに目が釘づけでした。

殺陣や戦いのシーンが、思ったより薄め。
天海がかかわるので、鳥越神社とか
神田明神(神田神社)や鎧神社も話に出てきます。

「実は○○だった」というネタあかしが多く、
ストーリーの盛り上がりにはちょっと欠けたかな。
主要キャストそれぞれ出番があるので散漫になるし。
でもラストシーンが明るく爽やかなのは良かったな。

16日までKAATにて、23日24日は大阪公演。
無事に完走されますように。

写真は、パシフィコ横浜近くからの逆光のみなとみらい、
そしてつばさ橋付近。