2月8日の日曜日、都心の雪にめげず
休日出勤して22時まで仕事をしたので、
2月10日の火曜日に代休を取りました。
ここ10年くらい、ずっと行きたいと
思っていた、熱海のMOA美術館に
行ってまいりました。
「MOA」、Museum of AMAMIだと
思い込んでいたら、違いました。
Mokichi Okada Association だそうです。
創立者の岡田茂吉氏のお名前でした。
熱海駅から路線バスで10分ほど。
急坂をひたすら登っていきます。
この坂、私は歩いては登れない。
たぶん心臓が止まる……。
バス停から入館すると、そこから延々と
近未来的なエスカレーターを乗り継ぎ
上へ上へと昇ります。
途中には大きなドームがあり、
天井が万華鏡になっていました。
「万華鏡ホール」というそうです。
刻一刻と天井の模様が変わっていきます。
ここで写真を撮ってる方がたくさん。
確かに映えスポットですね。
そして美術展へ。
この時期だけ公開される国宝、
「紅白梅図屏風」を見に来たのです。
2015年の春、青山の根津美術館で
尾形光琳300年忌記念特別展として
「紅白梅図屏風」と「燕子花図屏風」が
一緒に公開されたことがあり、
この時に見て以来です。
若い枝を伸ばす右隻の紅梅。
湾曲して枝を垂らす左隻の白梅。
その真ん中を末広がりに流れる水流。
落ち着いた色味の屏風ですが、
描かれた当時は、金と銀で
煌びやかであったことが
近年の研究で分かっています。
さすがはいいトコのボンボン、光琳。
でもこの構図は何度見ても美しい。
それから野々村仁清作の国宝
「色絵藤花文茶壷」。
均整のとれた美しい姿の壺。
咲き誇る藤の花房。
くるっと1周360度見て回れる
展示形式になっていました。
写真は、入場チケットです。
手鑑「翰墨城」。これも国宝です。
手鑑(てかがみ)とは、奈良時代~江戸時代の
名筆の書簡(古筆切)を数行ずつ切って集めて貼った
見本帳です。
書の品評・鑑定の文化が発展し、
公家や大名が嫁入り道具としたり
鑑賞するために作ったものだそうです。
「大聖武(おおじょうむ)」と呼ばれる、
聖武天皇の書をはじめとして、
天皇、公卿、高僧、歌人などの名筆が
収められています。
京都国立博物館所蔵の「藻塩草」、
出光美術館所蔵の「見ぬ世の友」、
陽明文庫の「大手鑑」、
そしてMOA美術館の「翰墨城」が
四大手鑑として国宝指定されています。
「翰墨城」は、筆と墨で築かれた城と
いう意味だそうです。
とても長い1冊なので、全部は公開できず、
たぶん毎年公開される部分が違うんじゃないかな。
私が見たものには、聖武天皇や古今和歌集、
藤原定家といった名前が見えました。
他にも多くの重要文化財をはじめとして、
絵画、工芸品、仏像などが展示されていました。
黄金の茶室もあった!
建物からは相模湾を臨み、
初島や伊豆大島の姿を見ることができます。
カフェやお食事できる場所もありますし、
敷地内はお散歩できます。冬は寒いけど。
時間があるときにゆっくり周るのが
いいかなと思います。
今回、あまりゆっくりできなかったが
ちょっと残念。またの機会に。