2020年製作 フィンランド・スウェーデン合作
監督:ザイダ・バリルート
原案:エーバ・プトロ ヤルノ・エロネン
出演:アルマ・ポウスティ クリスタ・コソネン
映画『TOVE(原題)』オフィシャルサイト (klockworx-v.com)
劇場で観たかったのに、見逃してしまった
ムーミンの生みの親「トーベ・ヤンソン」さんの伝記映画です。
ムーミンといえば、私としては年代的に
♪ねぇムーミン、こっちむいて 恥ずかしがらないで~
の、アニメ主題歌が思い浮かびあがりますが、
映画の内容はなかなかショッキングです。
トーベさんは、トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園で観た、
写真パネルの印象が強いのですが、写真の印象そのままに
アーティストです!といった性質が映画で描かれていました。
子供向け作品のムーミンとは違い、お酒やたばこ、
愛やセクシャリティーに関することがほぼ、といっていいくらい
強調されています。
しかし、戦争や本業の画家の仕事といった
シビアな生活の描写の合間に登場する、ムーミンや他のキャラたちは
砂漠の中のオアシスのように優しい潤いを与えてくれます。
トーベさんが情熱的な愛を注いだ対象は女性でした。
演出家で華やかな、そして浮気性?なヴィヴィカという女性ですが、
トフスランとビフスランの名付け親でもあります。
トーベさんが喜ぶような可愛い会話を投げかける優しい人。
私はそんな印象を持ちました。
精力的に仕事をこなしつつ、ヴィヴィカと別れ(でもずっと親友)、
やがてトゥーリッキという友達と同居することなります。
私はトゥーリッキと過ごした小屋が好きで好きで、いつか
同じようなアトリエを持ちたいと憧れ続けてきましたが、
願望が叶う日が来るのかどうか。。(映画に小屋は出てきません)
最後、エンドロールで楽しそうに草むらで踊っている
トーベさんが印象的です(踊り慣れていてお上手です)。
画家として挫折しなかったら、
ムーミンは世界的に有名にはならなかった。
インタビューで答えるトーベさん。
アーティストの人生って皮肉だな~としみじみ感じた映画でした。
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