●八門遁甲布盤 符咒の秘法【第3章】 | 第三の眼

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1986 3月号  No.64

●八門遁甲布盤 符咒の秘法【第3章】

~ 遁甲布の守り神 ~

遁甲盤の瞑想法で、術者に対して、様々な助けやアドバイスをしてくれる、面白
い術が十二神将の術ですびっくり

 


十二神将の術は、術者のパワーとイメージの強さしだいで効果が現れる術

で、ある種の人格的なものを持った、すごく人間くさい術です、日本風でいうとこ

ろの 式神 にあたるものです。

 

この術を行うのに注意点があり、自分自身の、気のパワーや精神的なパワーが

弱いと、助けてくれるどころか、逆に支配されてしまうといいます ガーン

人の姿としてイメージし、キャラクター付けして、性格をあたえてしまうことにより、

こういったことが起きてしまうのだと思われます。

 


精神や気のパワーの強化については、●八門遁甲布盤 符咒の秘法【第2章】

八門瞑想 をよく行うか、高藤仙道でいうところの全身周天ぐらいまではマスタ

ーしておく必要があります!

自分にパワーがなければ、神将に支配されてしまうと、ここでは紹介されてはいま
すが、結局のところ、気のパワーや精神的なパワーが弱ければ、神将の術の効果

は出ることはないので支配されるといった、問題はまずないでしょう。

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十二神将の術を行うには、まず十二神、個々のイメージを知り、キャラクターを

把握する必要があります。

例えば、朱雀という神将をイメージする場合は、

朱雀・・・学問や裁判上の知恵を司る神で、赤い衣装を着た、聡明そうな、若い男

性といったイメージをしていきます。

 

 

姿については、自分が最もイメージしやすい、姿にすればいいようです、古代ギリ

シア・ローマ風や中国風、日本人風でもよく、現代人風の服装としてイメージしても

かまいませんびっくり

イメージが出来るようになれば、十二神遁甲布盤から呼び出して、第三者に飛ば

し、自分の思い通りに動かしたり、自らに十二神のパワーを注入してくれるように告

げて、力を発揮してもらいますキラキラ


この方法は、自ら神将をイメージして、相手を操るように命じたり、自分にパワーを
注ぎ込むといった、一方的な方法なので、比較的に簡単ですが、神将からアドバイ

スを受け取るとなると、むずかしくなります、方法としては、夢の中で神将と会い、自
分の知りたいことをたずねます。

しかし、こういった夢の中で会うためには、夢見術明晰夢を操る方法を身に付け

なければいけません。zzz

夢の中で、神将を呼び出すことが出来るようになったら、今度は瞑想状態で呼び出

すことを試していき、最終的には、目を開けた状態で、 遁甲布盤 の上に、十二神

が出現させるところまでもってきます。

ここまで出来るようになると、魔術師といっても過言ではなく、十二神将を思いのま
まに使うこともできます。

十二神将の術には、更に上があり、十二神を物質化していき、第三者に見せる

方法も存在していますが、仙道を深く極める必要があります。

 

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        ★ 十二神将 ★

 

天后・・・男女の愛情、性的快楽を司る神。
(てんごう)

貴人・・・趣味、優雅な生き方などを司る神。
(きじん)

青龍・・・出世、昇進を司る神。
(せいりゅう)

六合・・・人や物の結びつきを司る神。
(りくごう)

勾陳・・・縁の下の力持ち、努力、我慢といったことを司る神。
(こうちん)

朱雀・・・学問や裁判上の知恵を司る神。
(すざく)

騰蛇・・・ゴタゴタを司る神。
(とうだ)

太常・・・平凡さを司る神。
(たいじょう)

白虎・・・武力とか威圧的なパワーを司る神。
(びゃっこ)

太陰・・・清浄とか清潔あるいは潔癖症とかを司る神。
(たいいん)

天空・・・空しさとか虚無感を司る神。
(てんくう)

玄武・・・策略とか陰謀などの闇の知恵を司る神。
(げんぶ)