先日投稿した「着物カフス」の着用画像に方々からお問い合わせをいただいておりますので、マカナ考案 着物カフスの作り方をご紹介します。
私が時々使っている着物カフス、このような形状になっております
豪華なフリル仕様なので、作るのが難しそうと思っている方もいるようですが、なんと最初からこういうフリル生地を使用しているのです(笑)
ですから、半衿付けられる程度の針仕事ができれば大丈夫
(札幌であれば、カナリヤさんでこの生地売られています)
カナリアさんで販売終了してしまいました。再入荷、取り寄せは難しいそうです
ざっくりした寸法でこんな感じ。以下のような台形にカットしてください。
切りっぱなしでも端がほつれてこない細かいニット地なのでとても扱いやすいです。
筒状になるように中表に生地を合わせて、端から5mm位のピンク線部分をミシンで縫ってください。
この時、フリルが上にめくれ上がったまま縫い合わさることのないようにだけ注意して。
ピンク線を縫い合わせて表に返すと、このようになります。
次に右側に用意してある「かぐらやロール」を縫い付けます。
「かぐらやロール」って?という方もいると思います。
アームウォーマーとして色んな色が売られているのですが、好きな長さにカットして使えます。
切りっぱなしでも端がほつれてこないこと、腕に優しくフィットしてくれるのでゴム等より腕を締め付けないこと、ずり下がってきたりしないことなどの利点があります。
(このまま腕に付けても秋冬の着物の袖口温かくなるのでおすすめ)
かぐらやロールの円周よりも少し大きくなるくらい(1割増くらい)の円周になったら玉留めします。かぐらやロールを縫い付ける側の口を、手縫いで少し荒めにぐるり縫い、そのまま糸を切らずに糸を引いてギャザーを寄せてください。
次にかぐらやロールとフリル生地を1cmほど重ねて、ギャザーが均等になるようにマチ針をうち、重なった部分をぐるり縫います。
この時、かぐらやロールを少し伸ばし気味にしながら、返し縫いで縫い付けていくと、ストレッチ素材の良さを損なうことなく、付けることができます。
ギャザーを寄せた時の荒い縫い目の糸を切って抜けば、着物カフスの完成です
もちろん、両方の腕に必要だと思いますので、二つ作ってくださいね
裄が短くてどうしよう…っていう着物こそ、カフスのフリルたっぷり見せて、素敵に装うことができますよ
実は、このカフスは三代目。
初代2008年、二代目2012年、三代目2016年。
4年周期で作りたくなっていたことが判明(笑)
2012年の記事でも作り方書いていますので、良かったらそちらも参考にしてください。
使用している材料は同じですが、フリルが倍増してさらに豪華になりました。
http://ameblo.jp/suzume-trunk/entry-12154475334.html
着物カフスは、着物はもちろん、お洋服にも使えます
左は昨年のまんまるほっぺハロウィンパーティーの日。
抱いているのはみったんじゃなく、よそのお家の可愛いお嬢ちゃんです
着物カフスの制作についてのお問い合わせをいただいているんですが、簡単だからこの記事を見てご自分で作ってくださいネ!とお返事しています。
着物カフス制作や使用生地に関するお問い合わせは、受け付けておりません。ご了承ください。
▼和装クリエイター 小倉マカナ SNS
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https://ameblo.jp/suzume-trunk/entry-12304758494.html