今日は、ちょっと不思議な話でもなんでもないことを。
高齢化ですよね、猫も杓子も高齢化。
シルバービジネスが、更に増えるのだろうな、という漠然とした未来を感じます。
わたしが片隅にいる演劇界隈も、いつしか、シルバー世代を対象にした作品、団体、企画が増えました。
よいことだと思います。
高齢化といえど、70代なんて、元気元気。
80代だって、まだまだ達者でいらっしゃる。
そんな方々が、舞台の上で自分を表現。
元気な証拠だし、更に元気になるでしょう。
本当によいことだと思います。
わたしも先日、関わりある関係があったため、とあるシルバー演劇を観に行きました。
わたしの祖母がある手術を受けた次の日に。
というタイミングで、でした。
急な骨折で、急に入院をし、覇気のない顔で手術を受けた祖母。手術を終え、ぼんやりしている祖母をおいて、東京まで戻りました。
その次の日に、元気なお年寄りの芝居を観ました。
正直、複雑でした。
正直、泣けてきました。
わたし、なんでこのタイミングで、これ観ているんだろう。
きつい。
きついなあ。。
元気のないお年寄りは、舞台には上がれない。
元気のない人は、舞台には上がれない。
元気のない人は、元気になるまでひっそりどどこかにいなければならない。
元気になったら、戻っておいで。
元気なエリアに、戻っておいで。
ああ、元気でない人は、寂しい。
ああ、元気でない人が楽しめることは、なんだろう。
そばにいるだけしかできないのでは。
いや、そばにそっといるだけでもよいのではないか。
ああ、元気な人は、元気だからそれでいいじゃない。
だって、元気なんだもの。
ならば、わたしは、元気でない人のそばにいよう。
そうだ、それでいいじゃないか。
そんな結論になりました。
タイミングって、何をもたらすか、本当にわかりません。
でもね、すべては、神の計らいなのかな、なんて、思います。