米、ウクライナに約358億円の追加軍事支援 | すずくるのお国のまもり

すずくるのお国のまもり

お国の周りでは陸や海や空のみならず、宇宙やサイバー空間で軍事的動きが繰り広げられています。私たちが平和で豊かな暮らしを送るために政治や経済を知るのと同じように「軍事」について理解を深めることは大切なことです。ブログではそんな「軍事」の動きを追跡します。

◎ウクライナに約358億円の追加軍事支援-米、地対空ミサイルなど供与
 地対空ミサイル「スティンガー」や「パトリオット」システムを含む
 NATO各国は首脳会議開催中に共同で防空システム5基の提供表明

 

 

 米国務省は11日、ウクライナの防空システム強化に向け、総額2億2500万ドル(約358億円)の追加軍事支援を発表した。北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の閉幕日に声明で明らかにした。地対空ミサイル「スティンガー」や地上配備型迎撃ミサイルシステム「パトリオット」が含まれる。
 米国のバイデン大統領は9日、NATO加盟国がパトリオット4基に「SAMP/T」システム1基を加えた長距離防空システムをウクライナに共同で提供すると公表した。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は、ワシントンでNATO首脳らと今週会談し、一般市民やウクライナの都市、重要なエネルギーインフラを守る切実な必要から防空システムの提供を繰り返し求めた。8日にはキーウの主要な小児病院などがロシアのミサイル攻撃を受け、少なくとも38人が死亡、200人近くが負傷した。
 11日に発表された米国の安全保障パッケージは、議会承認なしに迅速な供与が可能な大統領在庫引き出し権限(PDA)に基づき、対戦車ミサイル「ジャベリン」や高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」用の追加弾薬の提供も盛り込んだ。