◎金與正党副部長が談話発表
【平壌6月21日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長は6月21日、次のような談話を発表した。
朝鮮民主主義人民共和国の国境付近に、またもや汚い紙くずと品物がばらまかれた。
国境付近の田と貯水池のほとり、果樹園で汚い品物が発見されたのである。
もっと発見される可能性もある。
報道を通じて憎らしいくずのような脱北者らは、ビラをわが国境越しに飛ばしたことについて隠さなかった。
その人間のくずらは自国民から非難を受けるようになるであろう。
確かにするなと言った事をまたもやしでかしたのだから、しなくてもいい仕事が生じるのは当たり前である。---
◎金与正氏 韓国団体のビラ散布受け「汚物風船」での対抗示唆
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は21日に談話を出し、韓国の脱北者団体が北朝鮮に向けてビラを飛ばしたことについて、「やらなくてもいい仕事が発生するのは当然だ」と述べ、対抗措置としてごみなどをぶら下げた「汚物風船」を散布することを示唆した。朝鮮中央通信が伝えた。
脱北者団体「自由北韓運動連合」は20日夜に北朝鮮に近い京畿道・坡州から北朝鮮に向けビラ30万枚やUSBメモリー、1ドル紙幣などを大型風船20個を使って飛ばしたと明らかにした。
北朝鮮はビラ散布に反発し、5月末から6月初めにかけて汚物風船を韓国に大量に散布し、再びビラを飛ばす場合は「100倍の紙くずと汚物を散布する」と警告していた。