◎南シナ海で日米加比が演習 対中国で結束強調
【マニラ共同】在フィリピン日本大使館は17日、南シナ海で海上自衛隊の護衛艦「きりさめ」が米軍、フィリピン軍、カナダ軍の各艦と16日に演習を実施したと発表した。中国が領海に違法侵入した外国人を最長60日間拘束できるとする法令を15日に施行する中、南シナ海で威圧を受けるフィリピンとの結束を強調した形。
演習海域はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)。海自によると、米軍は駆逐艦と哨戒機、カナダ軍はフリゲート艦、フィリピン軍は哨戒艦が参加し、通信訓練や戦術運動を行った。
◎日米加比共同訓練について
海上自衛隊は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた地域的・国際的な協力を強化すべく、日米加比4か国による海上協同活動(Maritime Cooperative Activity)として、次のとおり米海軍、カナダ海軍及びフィリピン海軍と共同訓練を実施しました。
1 目 的
(1)海上自衛隊の戦術技量の向上
(2)海上自衛隊と米海軍、カナダ海軍及びフィリピン海軍との連携強化
2 期 日
令和6年6月16日(日)
3 訓練海空域
南シナ海
4 参加部隊
(1)海上自衛隊
護衛艦「きりさめ」
(2)米海軍
駆逐艦「ラルフ・ジョンソン」、P-8A
(3)カナダ海軍
フリゲート艦「モントリオール」
(4)フィリピン海軍
哨戒艦「アンドレス・ボニファシオ」
5 訓練項目
通信訓練、戦術運動及びPHOTOEX