◎中ロ朝、国境河川めぐり急接近 中国が日本海進出に布石
中国とロシア、北朝鮮が近く3カ国の国境沿いを流れる河川「豆満江（とまんこう）」をめぐって協議を始める。中国船がロ朝の領土部分を自由に通れるようになれば、内陸部の吉林省から日本海にアクセスできるようになる。日本にとって軍事的な脅威が増す可能性が出てきた。
◎「中ロ朝国境に経済特区を」 国境河川問題で中国専門家
中国は近くロシア、北朝鮮と3カ国の国境沿いを流れる河川・豆満江（とまんこう）の中国船の通航を巡って協議を始める。中国人民大学重陽金融研究院の王文執行院長に狙いや見通しを聞いた。
――中ロ両首脳が5月に署名した共同声明に中ロ朝の対話開始を盛り込みました。
「北東アジアの発展に関する非常に重要な声明だ。これまでも研究者レベルでは話し合ってきたが、中ロの両首脳が図們江（豆満江の中国名）の開発推進という。