イスラエル軍、人質4人救出 | すずくるのお国のまもり

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◎イスラエル軍、人質4人救出 奪還作戦で210人死亡とガザ当局

 

 

[エルサレム/カイロ 8日 ロイター] - イスラエル軍は8日、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスに拘束されていた人質4人を救出したと発表した。中部ヌセイラトで人質奪還作戦を実行した。パレスチナ当局はこの作戦で200人以上が死亡したとしている。
 イスラエル軍のハガリ報道官によると、作戦はヌセイラトの住宅街で実施。人質4人は二つの住宅で拘束されていた。イスラエル軍は作戦実行中に激しい銃撃を受け、地上と空から応戦したという。パレスチナ側の死者については「100人以下程度を把握している」と述べ、そのうち何人が戦闘員かは分からないとした。
 ガザ保健省や医療関係者は当初、最大100人が死亡したとしていたが、ガザ当局はその後、死者が少なくとも210人に増加したと発表した。このほか多数の負傷者がいるという。
 イスラエルによると、救出された人質は22─41歳の4人で、健康状態は良好という。いずれも昨年10月7日、野外音楽祭でハマスに拘束された。
 ハマスは昨年の奇襲攻撃で約250人を人質として連れ去った。このうち100人余りはイスラエルの刑務所に拘束されていたパレスチナ人約240人と引き換えに解放された。イスラエルによると、依然として116人の人質がガザに残されているが、政府はこのうち少なくとも40人が既に死亡したとみている。