日ウクライナ防衛相会 | すずくるのお国のまもり

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お国の周りでは陸や海や空のみならず、宇宙やサイバー空間で軍事的動きが繰り広げられています。私たちが平和で豊かな暮らしを送るために政治や経済を知るのと同じように「軍事」について理解を深めることは大切なことです。ブログではそんな「軍事」の動きを追跡します。

◎日ウクライナ防衛相会談について
 令和6年6月2日、10時10分(現地時間)から約10分間、第21回IISSアジア安全保障会議(シャングリラ会合)出席のためシンガポールを訪問中の木原防衛大臣は、ウメロフ・ウクライナ国防大臣との会談を行ったところ、概要以下のとおり。
 冒頭、木原大臣から、本年4月の日・ウクライナ防衛相VTC会談に引き続き、ウメロフ大臣と会談を実施できることを喜ばしく思う旨、述べました。
 また、ロシアによる侵略が継続する中、ゼレンスキー大統領とウメロフ大臣のリーダーシップの下、祖国と自由を守るために立ち上がっているウクライナ国民の勇気と忍耐に敬意を表する旨、改めて伝達しました。
 ウメロフ大臣からは、防衛省・自衛隊による装備品等の提供及び負傷兵の受入れ等について、改めて深い謝意が述べられました。
 ロシアによる侵略は、ウクライナの主権及び領土一体性を侵害し、武力の行使を禁ずる国連憲章を含む国際法の深刻な違反であり、 このような力による一方的な現状変更の試みは、決して認められない行為です。
 防衛省・自衛隊は、今後も国際社会と連携しながら、ウクライナを可能な限り支援していきます。

防衛省・自衛隊:日ウクライナ防衛相会談について (mod.go.jp)

 

◎木原防衛相「可能な限り支援する」 ウクライナ国防相と会談

 

 

 木原稔防衛相は2日、訪問先のシンガポールでウクライナのウメロフ国防相と約10分間会談した。木原氏は「ロシアによる一連の暴挙は国際秩序の根幹を揺るがすもので断じて許すことはできない」と述べ、引き続きウクライナを「可能な限り支援していく」と伝えた。
 両氏の対面での会談は初めて。ウメロフ氏は「日本のリーダーシップと支援に心から感謝したい」と述べ、自衛隊による装備品の提供や、傷病兵の自衛隊病院受け入れなどについて謝意を示した。自衛隊はトラックや高機動車などの車両、小型ドローン、非常用糧食などを供与し、地雷除去の教育支援などを実施してきた。
 木原氏は会談で「祖国と自由を守るために立ち上がったウクライナ国民の勇気と忍耐に敬意を表する。わが国としても、今日ウクライナで起こっていることは、明日の東アジアで起こるかもしれないという強い危機感のもとで国際社会と結束して断固たる決意で臨んでいる」と述べた。【シンガポール中村紬葵】