北朝鮮、超大型ロケット砲兵区分隊の威力示威射撃 | すずくるのお国のまもり

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お国の周りでは陸や海や空のみならず、宇宙やサイバー空間で軍事的動きが繰り広げられています。私たちが平和で豊かな暮らしを送るために政治や経済を知るのと同じように「軍事」について理解を深めることは大切なことです。ブログではそんな「軍事」の動きを追跡します。

◎600ミリ口径の超大型ロケット砲兵区分隊の威力示威射撃に関する報道
 金正恩総書記が威力示威射撃を直接指導

 

 

【平壌5月31日発朝鮮中央通信】わが国家の堂々たる主権的権利行使に危険極まりない威力示威という軽率な対応をし、決して座視できない極悪非道な国権侵害挑発行為を強行した大韓民国のごろつき政権とかいらい軍を正照準して強力かつ圧倒的な戦争手段で国家の主権と安全を保障し、敵が共和国に反対する軍事力使用を企図する際にはいつにでも自衛権を発動して先制攻撃も辞さないわれわれの対応意志を明白に示すための超大型ロケット砲兵区分隊の威力示威射撃が行われた。
 敬愛する金正恩総書記が直接、威力示威射撃の手配を命令し、現地で指導した。
 敬愛する金正恩総書記は、国家主権と領土保全を守るための軍事的報復力を稼働させるのはわれわれの憲法が承認した共和国武装力の義務、使命であることを再三強調し、われわれの主権を侵奪しようとする敵の政治的・軍事的しゅん動がヒステリックに強行されている情勢下で行われる今日の威力示威射撃はわれわれの敵をしてわれわれに手出しすればどんな結果に直面するのかをはっきり示す契機になるであろうと断言した。
 火力区分隊の一斉射撃は、国家核兵器総合管理システムの構成系統である統合火力指揮システムを稼働させて行われた。
 訓練には、朝鮮人民軍西部国境の重要火力襲撃任務を受け持っている砲兵連合部隊管下第331赤旗砲兵連隊第3大隊が参加した。
 第3大隊の各火力襲撃中隊に火力任務に対する党中央軍事委員会の秘密暗号指令文が伝送され、統合火力指揮システムによる大隊一斉射撃が行われた。
 金正恩総書記が監視所で射撃命令を下すと、ミサイル総局長の張昌河大将が火力襲撃指揮を行った。
 瞬間、天地を揺るがすものすごい爆音が響く中、不思議な力を自慢して殲滅(せんめつ)の炎が祖国の青空にわれわれの主権死守意志、対敵対応意志をはっきり書き付けた。
 不屈の対敵意識と確たる主敵観で武装した一当百の砲兵は、射程365キロの島の標的を命中打撃し、課された威力示威射撃任務を立派に遂行した。
 敬愛する金正恩総書記は、恐るべき威力を誇る世界最強のわれわれの方式の戦争攻撃手段が迅速で徹底した反撃態勢を維持し、厳格に準備されていることについて高くたたえた。
 金正恩総書記は、われわれの核戦力は戦争抑止と戦争主導権獲得の重要な使命をいつなんどきでも、不意の状況下でも迅速かつ正確に遂行できるように一層しっかり準備されなければならないと強調した。
 朝鮮民主主義人民共和国武力の戦争手段と先制攻撃兵力は、より一層高度化した能力で臨戦態勢を維持し、戦争抑止、主権死守の重要な使命を全うしていくであろう。---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎北朝鮮が弾道ミサイル約10発を朝鮮半島東へ発射 立て続けの挑発

 

 

【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は30日午前6時14分ごろ、平壌の順安付近から朝鮮半島東の東海に向け、短距離弾道ミサイル(SRBM)と推定される約10発を発射した。北朝鮮は発射実験などと称して弾道ミサイルによる挑発を繰り返してきたが、これほど多くの数を一度に発射するのは異例。ミサイルは350キロを飛行して東海に落下した。飛距離などからみて、固体燃料型の短距離弾道ミサイル「KN25」と推定される。
 合同参謀本部は「軍はさらなる発射に備え監視と警戒を強めており、米国、日本の当局と関連情報を緊密に共有しながら万全の態勢を維持している」と説明した。
 北朝鮮による弾道ミサイルの発射は、今月17日に短距離弾1発を発射して以来、13日ぶり。この時は300キロ飛行した。
 27日夜には軍事偵察衛星を打ち上げたものの、衛星を載せたロケットが飛行中に空中爆発し、失敗した。
 また、28日には汚物などをぶら下げた大量の風船を韓国に向けて飛ばすなど、さまざまな手段で挑発を続けている。

 

◎北朝鮮のミサイル等関連情報
 北朝鮮は本日6時13分頃、北朝鮮内陸部から、複数発の弾道ミサイルを、北東方向に向けて発射しました。詳細については現在日米韓で緊密に連携して分析中ですが、落下したのはいずれも朝鮮半島東岸付近の我が国の排他的経済水域(EEZ)外であると推定しています。発射された弾道ミサイルのうち少なくとも1発は、最高高度約100km程度で、約350km以上飛翔したものと推定しています。

防衛省・自衛隊:北朝鮮のミサイル等関連情報 (mod.go.jp)